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HISモバイルの評判とメリット・デメリットまとめ。とにかく安く使いたいならアリ

3.5
HISモバイル その他の格安SIM
本記事はアフィリエイト広告を含みます。

HISモバイルは旅行会社大手のH.I.Sと日本通信が提携している格安SIMです。

主流プランとなる「自由自在プラン」はとにかく安く使えるのを最大の売りにしています。

吾妻かずき
吾妻かずき

音声通話SIMを月額290円から維持できます。

格安で使える一方、「混雑時の通信速度が遅い」「余ったデータ通信量を繰り越せない」などのデメリットもあります。

サブ回線なら特に問題ありませんが、メイン回線として使う場合は注意しましょう。

本記事では実際にHISモバイルを契約・利用した筆者が、料金プランやメリット・デメリットについて詳しく解説します。

100MB未満なら月290円!
この記事を書いた人
吾妻かずき

格安SIM・スマホ(とくにモトローラ)が好きなライターです。格安SIM歴は9年を越え、その経験を生かしてスマホライターとして活動しています。

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HISモバイルの料金【自由自在プラン】

HISモバイルの料金プラン

HISモバイルの料金プランは大きく3種類あります。

HISモバイル
  • 自由自在プラン
    データ通信と音声通話が使える主流プラン
  • データ定額440プラン
    データ通信・SMSのみ使えるプラン
  • ビタッ!プラン
    データ通信・SMSのみ使える従量制プラン

データ定額440プランはデータ通信とSMSのみ使えます。

音声通話は使えないので、タブレットやモバイルルーター向けです。

本記事では「自由自在プラン」をメインに取り上げます。

データ容量月額料金
1GB550円
※100MB未満なら290円
3GB770円
7GB990円
20GB+5分かけ放題2,190円
50GB+5分かけ放題5,990円
自由自在プラン

1GB~50GBまで5種類のデータ容量が用意されています。

このうち、1GBプランはデータ容量が100MB未満なら月額290円で利用可能です。

筆者
筆者

予備回線として寝かせておくのにピッタリですね。

3GB・7GBも業界最安クラスですし、20GBと50GBは5分かけ放題が標準で付帯します。

後ほど他社とも比較しますが、この月額料金の安さがHISモバイルの魅力です。

国内通話料は9円/30秒

HISモバイルの国内通話料は9円/30秒です。

一般的な格安SIMは20円/30秒なので、他社の半額以下で通話できます。

以前は専用アプリ「HIS電話アプリ」を使わないと、通話料が安くなりませんでした。

現行の「自由自在プラン」はスマホ標準の電話アプリでも通話料が割引されます。

【HIS電話アプリが利用ができないプラン】
格安弐拾プラン、格安かけ放題プラン、格安ステッププラン、自由自在プラン
標準の電話アプリで通話ができるため、HIS電話アプリは使用しません。

引用元:HISモバイル

「かけ放題オプションはいらないけどたまに電話をかける」という人にピッタリですね。

初期費用や各種手数料は普通

HISモバイルの初期費用および各種手数料は以下の通りです。

項目料金
契約事務手数料3,300円
SIMカード再発行3,300円
SIMカードサイズ変更3,300円
eSIM再発行/機種変更1,100円
SIMからeSIMへ変更1,100円
eSIMからSIMに変更3,300円

契約時には3,300円の事務手数料がかかります。

格安SIMでは一般的ですね。

筆者
筆者

他社だと事務手数料の他に数百円のSIM発行手数料がかかりますが、HISモバイルはかかりません。

再発行やサイズ変更などの手数料は物理SIMなら3,300円、eSIMなら1,100円です。

eSIMの場合は別の機種で使う際も1,100円の手数料がかかります。

オプションは必要最低限

HISモバイルで利用できるオプションは以下の通りです。

オプション名オプション料金
完全かけ放題オプション月額1,408円
通話5分定額オプション月額500円
留守番電話月額385円
キャッチホン月額275円
留守番電話・キャッチホンパック月額605円
転送電話0円
国際ローミング0円
国際電話0円
5Gオプション0円
チャージ1GB/200円
フィルタリング月額396円
HIS Mobileケア月額550円

音声オプションやフィルタリング、端末補償など最低限必要なオプションのみ用意されています。

エンタメ系のオプションやセキュリティソフトなどはありません。

契約縛り・違約金なし

HISモバイルには契約縛りや最低利用期間がありません。

不要になった場合は、いつでも違約金なしで解約できます。

MNPで他社に乗り換える際の「MNP転出手数料」も無料です。

100MB未満なら月290円!

HISモバイルの月額料金を他社と比較

HISモバイルは月額料金の安さが特徴です。

本当に安いのか、主要な格安SIMと比較してみました。

先に結論
  • 1/3/7GBは最安級
  • 20GBもかけ放題アリなら安い
  • 50GBはやや割高

※いずれも音声通話SIMでの比較です。

1/3/7GBプランはかなり安い

1~7GBの小容量プランはHISモバイルが最安級です。

1~3GB
格安SIM1GB2GB3GB
HISモバイル550円770円
IIJmio850円
JCOMモバイル1,078円
LIBMO980円
LinksMate737円770円902円
mineo1,298円
NUROモバイル792円
イオンモバイル858円968円1,078円
日本通信SIM290円510円730円
4~7GB
格安SIM4GB5GB7GB
HISモバイル990円
IIJmio990円
JCOMモバイル1,628円
LinksMate1,078円1,210円1,463円
mineo1,518円
NUROモバイル990円
UQモバイル2,365円
イオンモバイル1,188円1,298円1,518円
ワイモバイル2,365円
日本通信SIM950円1,170円1,610円※
日本通信SIMは10GBが1,390円ですがここでは7GBで合わせています。

1GBと3GBは日本通信SIMの次に安いですし、7GBは最安です。

HISモバイルの1GBは月100MBなら290円に割引され、日本通信SIMの1GBと同額で維持できます。

電話しか使わない場合や、予備で維持しておく場合のコストは変わりません。

筆者
筆者

毎月100MB以上使うなら、日本通信SIMのほうが割安です。

20GBもかけ放題ありならコスパ〇

次は20GBプランの比較です。

HISモバイルの20GBプランは5分かけ放題が標準で付帯されています。

格安SIM20GBかけ放題
HISモバイル2,190円5分かけ放題が付帯
IIJmio2,000円有料
JCOMモバイル2,728円有料
LIBMO1,991円有料
LinksMate2,970円有料
mineo2,178円有料
NUROモバイル2,699円有料
UQモバイル3,278円10分かけ放題が付帯
イオンモバイル1,958円有料
ワイモバイル4,015円有料

20GBプラン単体で見るとイオンモバイルやLIBMO、IIJmioなどのほうが少し安くなります。

しかし、これらの格安SIMはかけ放題が有料です。

5分かけ放題の場合は400~550円前後のオプション料が別途かかります。

HISモバイルは5分かけ放題が標準で付帯しているため、1回5分以内の通話は追加料なしでかけ放題です。

50GBは割高なので他社がおすすめ

最後に50GBですが、こちらは他社に比べるとやや割高です。

50GB以上使える格安SIMが少ないので、参考までにahamoと楽天モバイルも含めています。

格安SIMデータ通信量月額料金
HISモバイル50GB5,990円
IIJmio50GB3,900円
LinksMate50GB5,500円
イオンモバイル50GB5,258円
※4/1から3,608円
ahamo100GB(大盛り加入)4,950円
楽天モバイル無制限3,278円

IIJmioのギガプランなら、5分かけ放題が有料な点を含めてもHISモバイルより1,000円以上割安です。

イオンモバイルは4/1からそれよりさらに安い価格に値下げされます。

それに、ahamo・楽天モバイルならHISモバイルより安い月額料金でもっとたくさんのデータ通信が利用可能です。

筆者
筆者

大容量のデータ通信を使うなら、IIJmioや楽天モバイルを検討しましょう。

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通信速度は遅め、混雑時はとくに注意

格安SIMを使う際に気になるのが通信速度です。

HISモバイルはドコモ回線を利用していますが、ドコモは2023年頃から通信品質が低下しています。

果たしてHISモバイルの通信速度はどうなのか、実際に測定してみました。

測定条件
  • 利用端末:moto g53y 5G
  • 利用アプリ:Speedtest.net
  • 測定場所:千葉県柏市
  • 測定日:2024年3月18日(月)

Speedtest - インターネット速度

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測定結果は以下の通りです。

時間帯下り上り
朝(9時台)31.9Mbps4.01Mbps
昼(12時台)0.62Mbps1.05Mbps
夕方(18時台)34.5Mbps4.08Mbps
夜(21時台)1.81Mbps2.46Mbps

時間帯によってかなり速度にばらつきが見られます。

昼と夜は速度がかなり遅く、SNS(X)やブラウジングもままならないほどでした。

お昼休みや夜の帰宅時間にスマホを使う場合は、ストレスを感じるかもしれません。

筆者
筆者

混雑時に遅くなるのは、多くの格安SIMで共通するデメリットでもあります。

朝や夕方は30Mbpsほどと、そこそこの速度です。

大手キャリアのような「超高速!」とはいきませんが、SNSや動画視聴くらいなら問題ありませんでした。

格安SIMの通信速度は利用する場所などで大きく左右されます。

そのため、筆者の結果だけでなく通信比較サイト「みんそく」のデータも見てみましょう。

時間帯下り上り
117.6Mbps13.96Mbps
13.58Mbps7.97Mbps
夕方54.94Mbps12.43Mbps
169.32Mbps15.0Mbps
深夜86.19Mbps18.78Mbps
2024年3月19日時点のみんそくにおける平均速度

みんそくの結果を見ても、お昼は通信速度が低下しています。

筆者の結果よりはマシですが、やはり混雑時は速度が落ちやすいようです。

通信速度を重視する場合はUQモバイルワイモバイルなど、通信品質が良い格安SIMを選びましょう。

余ったデータ容量を繰り越せない

HISモバイルはデータ繰り越しに対応していません。

データ繰り越しは、余ったデータ容量を翌月に繰り越して使える機能です。

UQモバイルのデータ繰り越しイメージ
例えば3GBプランで1GB残った場合、翌月は4GB使える

多くの格安SIMで対応している機能ですが、意外にもHISモバイルはデータくりこしに非対応です。

月々の使い切らなかったデータ量は翌月に繰り越せますか?
繰り越し制度はございません。

引用元:月々の使い切らなかったデータ量は翌月に繰り越せますか?

データ容量を使い切ることが少ない人の場合、データ繰り越しがあるといざという時にデータ通信をたくさん使えて便利です。

吾妻かずき
吾妻かずき

筆者も普段は容量が余りがちですが、そのおかげで遠出する時はガンガンデータ通信が使えます。

データ繰り越しがないHISモバイルでは、余ったデータ容量はすべて破棄されます。

ちょっともったいないですね。

端末セットが安くない

HISモバイルの端末セット
引用元:HISモバイルオンラインショップ

HISモバイルは端末セットを多数取り揃えていますが、価格が微妙です。

割高ではありませんが、割引がほとんどないため安くもありません。

HISモバイルで販売中の主な端末と価格
  • AQUOS sense8:53,000円
  • AQUOS sense7:52,800円
  • Zenfone 10(128GB):96,500円
  • moto g32:27,170円
  • moto g52j 5G:37,600円
  • Xperia 1 IV(中古B):135,370円
  • iPhone 12(中古S):95,370円
  • iiPhoneSE3 64GB(中古S):61,150円

※いずれも2024年3月時点の価格

中古のiPhoneやハイエンドAndroid機も取り扱っており、ラインナップは結構豊富です。

ただ価格はそこまで高くなく、あえてHISモバイルで買う必要がありません。

筆者
筆者

普通にAmazonや家電量販店で買った方が安いケースも目立ちます。

端末を安く買うならIIJmioがおすすめです。

お得なセール・割引を実施しており、乗り換えなら格安でスマホを購入できます。

対面サポートありだが店舗は少なめ

HISモバイルは実店舗が少なめです。

2024年1月時点では全国に取扱店舗が90店舗、直営店舗に限ると2店舗しかありません。

全くない格安SIMよりはマシですが、大手キャリアやサブブランドに比べると少なく感じます。

しかも店舗は都市部に集中しており、地方は店舗がほとんどありません。

HISモバイルの店舗(中国四国)
中国・四国は13店舗のみ、鳥取・愛媛・高知にいたっては0店舗

ある程度の設定やトラブル対応が自分でできるなら、とくに気にする必要はありません。

反対に「店舗で対面サポートがないと無理」という人は、HISモバイル以外を選んだほうが良いでしょう。

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その他に気になったこと

実際にHISモバイルを使っていると、その他にもいくつか気になることもありました。

細かいけど気になった点
  • 専用アプリがない(に等しい)
  • eSIM対応だが即日発行は不可
  • エントリーパッケージが安くない

専用アプリがない(に等しい)

HISモバイルには専用アプリが用意されていますが、はっきり言って使う意味はありません。

「ログイン」をタップするとブラウザが起動し、マイページへのログイン画面が表示されるだけです。

HISモバイルアプリ
キャンペーンなどの情報が表示されるだけです。

他社アプリは通信量の確認や追加チャージ、高速/低速通信の切り替えなどに対応していますが、HISモバイルのアプリにそのような機能は一切ありません。

これならブラウザでマイページのURLをブックマークすれば良いでしょう。

eSIM対応だが即日発行は不可

eSIMとは

HISモバイルは「eSIM」に対応していますが、即日発行はできません。

eSIM

スマホ本体に埋め込まれているSIMのこと。物理的なSIMカードなしで契約・利用できる。

通常、eSIMは郵送物がないので早ければ数十分~1時間ほどで開通できます。

例えばIIJmioやmineo、UQモバイルなどは即日開通が可能です。

筆者
筆者

申し込み時間や審査内容によっては時間がかかりますが、それでも翌日には開通するでしょう。

一方、HISモバイルでeSIMを使う際は普通郵便で送られてくる住所確認コードを使って開通手続きする必要があります。

住所確認コードが来るまでは開通できないので、eSIMの開通まで数日~1週間ほどかかるようです。

eSIMの良いところを自ら潰しているのはもったいなく感じます。

補足

住所確認コードが必要なのは新規契約時のみです。物理SIMからeSIMへの変更や再発行などは最短即日で開通できます。

eSIM発行の申し込み時間完了までの時間
10~20時1時間以内に完了
20~24時翌11時までに完了
0~10時当日11時までに完了
eSIMへの変更および再発行時にかかる時間

エントリーパッケージが安くない

HISモバイルはエントリーパッケージが用意されていますが、価格が高くお得感はありません。

エントリーパッケージ

格安SIMの事務手数料(3,300円)が無料になるパッケージのこと。

例えばUQモバイルの場合、エントリーパッケージを使うと3,850円の事務手数料が無料になります。

UQモバイルのエントリーパッケージは300円ほどで買えるので、初期費用も実質300円ほどしかかかりません。

筆者
筆者

普通に申し込むより圧倒的にお得です。

HISモバイルも、エントリーパッケージを利用すれば事務手数料3,300円が無料になります。

しかし、エントリーパッケージの価格が3,000円ほどなので、普通に申し込むのと大して変わりません。

むしろエントリーパッケージを買う手間と時間が余計にかかります。

セールなどで割引されない限りは、事務手数料を節約できないのが難点です。

HISモバイルがおすすめな人

HISモバイル

ここまでに解説したメリット・デメリットを踏まえると、HISモバイルは次のような人におすすめです。

HISモバイルがおすすめな人
  • 電話がメインの人
  • サブ回線を格安で維持したい人
  • 毎月のデータ使用量が20GB未満の人

HISモバイルはなんと言っても月額料金の安さが魅力です。

月間のデータ使用量が100MB未満なら月額290円で保有できます。

電話がメインでデータ通信をほとんど使わない人にピッタリです。

自分
自分

メイン回線がau/ソフトバンク回線の人がサブで寝かせておくのにもおすすめです。

7GBプランと20GBプランも比較的安く使えます。

通信速度は遅めですが、何よりも安さ重視ならメイン回線として使っても良いでしょう。

100MB未満なら月290円!

HISモバイルのよくある質問

Q
HISモバイルは即日開通できる?
A

HISモバイル取扱店舗で音声通話SIMを申し込む場合のみ、即日開通できます。

Q
HISモバイルは5Gに対応している?
A

自由自在プランのみ対応しています。

追加料金もかかりませんが、My HISモバイルから5Gオプションの加入申請が必要です。

Q
HISモバイルに速度制限はある?
A

HISモバイルでは、低速時に3日間で360MB以上のデータ通信を使うとさらに速度制限されます。

Q
HISモバイル契約後にプラン変更できる?
A

HISモバイルではMy HISモバイルからプラン変更できます。

ログイン後、メニューの「プラン変更」を押してください。

まとめ

以上、HISモバイルのレビューでした。

HISモバイルのメリット
  • 月額料金が安い
  • とくに1/3/7GBは最安級
  • 5分かけ放題ありなら20GBもおすすめ
  • 月100MB未満なら月額290円で維持可能
  • 国内通話料が標準で9円/30秒
  • 契約縛りや違約金がない
HISモバイルのデメリット
  • 通信速度はあまり速くない
  • 50GBプランは他社より高い
  • データ繰り越しに非対応
  • 端末セットが割高
  • 対面サポートありだが店舗は少なめ
  • eSIMを即時発行できない

とにかく安さに全振りした格安SIMです。

混雑時に速度が低下するのとデータ繰り越し非対応が懸念点で、ぶっちゃけメイン回線として使いづらいかもしれません。

筆者的には電話専用回線やサブ回線、予備回線として割り切って使うのがおすすめです。

100MB未満なら月290円!
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