格安SIMを契約する際はいろいろ初期費用がかかります。
あくまでも契約する時だけにかかるものではありますが、どうせならなるべく初期費用を抑えて契約したいですよね。
そんな時におすすめなのが「エントリーパッケージ」です。
エントリーパッケージを使えば3,000円の「契約事務手数料」が0円になるので、格安SIM契約時の初期費用を大きく節約できます。
今回はエントリーパッケージの基本や買い方、注意点などを徹底解説します。
そもそもエントリーパッケージとは?
エントリーパッケージは格安SIMの初期費用である「契約事務手数料」が無料になる割引券のようなものです。

こちらはLINEモバイルのエントリーパッケージ
ほとんどの格安SIMは契約する際に3,300~3,400円前後の手数料がかかります。
手数料名※ | 価格(税抜き) |
---|---|
契約事務手数料 | 3,000円 |
SIMカード発行料 | 300~400円前後 |
※手数料の名称は格安SIMによって微妙に違います
エントリーパッケージを利用すると3,000円の「契約事務手数料」が無料になります。
エントリーパッケージは購入場所や格安SIMによりますが、だいたい500円くらいで購入可能です。
500円のパッケージで3,000円が無料になるので、格安SIM契約時の初期費用を2,500円ほど安くできるということになります。
ちなみにエントリーパッケージでは「SIMカード発行料」は無料になりません。
よく「初期費用が無料になる」と書いているサイトがありますがそれは厳密には間違いです。
原則Webで申し込む際に使う
エントリーパッケージは基本的にWebから格安SIMを申し込む際に使います。
格安SIMによっては店舗でも使えますが、その場合は別途手数料がかかることが多いです。
エントリーパッケージを使うなら、Webから申し込むのがおすすめです。
ざっくりですが、Webから申し込む流れはこんな感じ。
- エントリーパッケージを購入
- MNP予約番号を取得(MNPする場合)
- 格安SIMを申し込む(ここでエントリーコードを入力)
エントリーパッケージには「エントリーコード」という数字が記載されています。

LINEモバイルのエントリーパッケージのコード
格安SIMを申し込む際にそのエントリーコードを入力することで契約事務手数料が割引されるという仕組みです。
たいていの格安SIMは普通に申し込みを進めるとエントリーパッケージの有無を選択する画面になります。
そこで「エントリーパッケージあり」を選択するとエントリーコードを入力する項目が出てきます。
例えばmineo(マイネオ)の場合、公式サイトから申し込みを進めていくと以下のようにエントリーコードを入力する画面が出てきます。
格安SIMによっては専用のページからしかエントリーコードが入力できないことがあります。
そのような場合はエントリーパッケージにURLが記載されているので、しっかりチェックしましょう。
なお、MNP転入の際にエントリーパッケージを使う場合はMNP予約番号の取得より先にエントリーパッケージを購入しましょう。
エントリーパッケージは基本的に有効期限がありません。
あったとしても数か月くらいは猶予があります。
MNP予約番号は15日しか有効期限がありませんし、格安SIMでは10日くらい期限が残っていないとMNPできないものが多いです。
期限のないエントリーパッケージを先に買い、MNP予約番号は乗り換える直前に取得しましょう。
購入はAmazonがおすすめ
エントリーパッケージの購入方法は大きく分けて以下の3パターンです。
- インターネット通販(Amazonなど)
- 家電量販店
- 各格安SIMの専門ショップ
時期や格安SIMにもよりますが、この中だとAmazonがだいたい一番安いです。
エントリーパッケージはどこで買っても中身は同じなので、一番値段が安いAmazonで買うのがおすすめです。
ちなみにエントリーパッケージはメルカリなどのフリマでも買えます。
しかし、コードが未使用だという保証はありません。
そもそも、普通に500円くらいで買えるのにわざわざフリマで買う必要はありません。
トラブルを防止するためにも、フリマでのエントリーパッケージの購入はやめたほうがいいでしょう。
エントリーパッケージがある格安SIMと価格まとめ
エントリーパッケージがある格安SIMと、Amazonにおける販売価格をまとめました。
価格は2019年6月現在のもので、すべて税込みです。
格安SIM | 販売価格(Amazon) |
---|---|
BIC SIM | 1,035円 |
BIGLOBEモバイル | 300円 |
b-mobile S 990ジャストフィットSIM | 2,945円 |
DMM mobile | 873円 |
IIJmio | 324円 |
LIBMO | 432円 |
LINEモバイル | 364円 |
LinksMate | 350円 |
mineo(マイネオ) | 377円 |
OCN モバイル ONE | 300円 |
UQ mobile | 1,080円 |
ワイモバイル(Y!mobile) | 864円 |
楽天モバイル | 350円 |
格安SIMによって全く値段が違いますね。
BIGLOBEモバイルやIIJmioは300円台なので、契約事務手数料をかなり節約できます。
逆にb-mobileなんかはあんまり意味ないですね…w
エントリーパッケージの価格は結構変動します。
価格が高いときは無理に買わなくてもいいでしょう。
エントリーパッケージの注意点
初期費用を節約できるエントリーパッケージですが、以下のような注意点もあります。
事前にチェックしておきましょう。
原則返品は不可。間違えて購入しないように
エントリーパッケージは一度購入すると原則返品できません。
買ってコードだけメモされて返品、とかされたら困りますからね。
申し込もうと思っていたのと違う格安SIMのパッケージを買わないように気を付けましょう。
同じ格安SIMでも、複数のエントリーパッケージが売られていることがあります。
例えばUQモバイルは音声通話SIM・データSIM両方いけるものとデータSIM専用があります。
こちらは音声通話SIMとデータSIM両方いけるやつ。
そしてこちらはデータSIM専用。
音声通話SIMを申し込みたい人がデータSIM用を申し込むと、無駄になってしまいますね。
購入前に自分が契約するタイプのSIMが契約できるのかも必ずチェックしてください。
審査に落ちると無駄になるが、再利用可能なものも
エントリーパッケージは返品できません。
したがって、当然審査に落ちるとパッケージ代が無駄になります。
ただ、格安SIMの審査は緩いので落ちることはほぼないと思います。
落ちるのは大手キャリアの携帯代を何か月も滞納した人ような人だけでしょう。
僕自身、10回以上エントリーパッケージを使って申し込んだことがありますが、一度も審査に落ちたことがありません。
たいていの人は本人確認書類の不備やクレジットカード番号の入力間違いなど、初歩的なミスで審査落ちすることがほとんどです。
格安SIMは審査に落ちても、もう一度申し込みができます。
エントリーパッケージも基本的には審査に受かるまでは何度でも再利用可能です。
例えばmineo(マイネオ)は公式に問い合わせたところ「再利用可能」ということでした。
一度審査に落ちても、再度不備がないか気を付ければだいたい受かるので、そこまで落ちることを気にする必要はないと思います。
ただ、格安SIMによっては入力した時点でコードを使ったことになり、再利用できないことがあるみたいです。
気になるならエントリーパッケージを購入する前に公式に問い合わせてみるといいでしょう。
キャンペーンと併用できないことがある
格安SIMのキャンペーンによってはエントリーパッケージと併用できないことがあります。
こればかりはキャンペーンによるので、一概には言えません。
各キャンペーンページを確認し、分からない場合は公式に問い合わせましょう。
キャンペーンで事務手数料が無料になることも
格安SIMは競争がかなり激しいです。
少しでも契約数を増やすため、各社がお得なキャンペーンを多数実施しています。
キャンペーンの内容は様々ですが、中には契約事務手数料が割引されて無料になることもあります。
このようなキャンペーンなら、わざわざエントリーパッケージを買わなくていいですね。
初期費用が割引されるキャンペーンは結構な頻度で行われています。
過去にはIIJmioやDMMモバイル、BIGLOBEモバイルなどが同様のキャンペーンを実施していました。
格安SIMを申し込む際はエントリーパッケージを買う前にキャンペーンを確認するのがおすすめです。
まとめ
以上、エントリーパッケージについて一通りまとめました。
- 3,000円の事務手数料を無料にできる
- ウェブから申し込む際に使う
- 購入はAmazonがおすすめ
- 返品はできない
- キャンペーンと併用できないことがある
エントリーパッケージは必須ではないですが、数百円で買えて3,000円の事務手数料が無料になるので結構お得ですよね。
デメリットもそこまで大きくないので、格安SIMを申し込む際はエントリーパッケージを使うのがおすすめです。
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