2021年6月1日からIIJmioの「ギガプラン」にて、新機能がスタートしました。
中でも便利なのが「データ容量シェア」と「データ容量プレゼント」です。
同一mioID内のギガプランで、自由にデータ通信量をやり取りできます。
1人で複数回線契約する人や家族でまとめて利用している人には便利な機能です。
本記事ではギガプランのデータ容量シェアとデータ容量プレゼントの手順や注意点を解説します。
なお、IIJmioのレビューはこちらを参考にしてください。
IIJmio「ギガプラン」4つの新機能
IIJmioの「ギガプラン」にて、新たに4つの機能が提供開始されました。
今回はこの中のうち「データ容量シェア」と「データ容量プレゼント」について取り扱います。
データ容量をシェア

データ容量シェアは同一契約(同一ID)内のギガプラン回線の中で通信量をシェアできる機能です。
IIJmioの従来のシェアは1つのプランに複数SIMを追加する形でした。
一方、ギガプランのシェアは複数のプランでグループを組み、その中で通信量をシェアします。

最大10回線まで追加できます。
また、容量シェアは回線やプランに関係なく利用可能です。
筆者もau回線のAプランとドコモ回線のDプラン(eSIM)を利用していますが、問題なくシェアできています。
データ容量プレゼント

データ容量プレゼントは同一ID内の回線において、データ通信量を送り合える機能です。
mineoやNUROモバイルで利用できるパケットギフトに近いですね。
データ容量シェアと違い、任意のタイミングで好きなデータ通信量をやりとりできます。
ギガプランのデータ容量プレゼントのルールは次の通りです。
- プレゼントできるデータ容量は10MB単位
- 追加データ容量もプレゼントできる
- プレゼントするデータ容量の有効期限はそのまま
注意点として、データ容量プレゼントで受けとったデータ通信量の有効期限は受け取る前のままです。
有効期限が延びるわけではありません。
5Gオプションと新データ容量追加もスタート
2021年6月からは5Gオプションもスタートしています。
ギガプランはもちろん、以下の従来プランでも利用可能です。
ただしeSIMとSMS機能付きSIMは5Gサービスを利用できないので注意しましょう。
また、ギガプランでは1GB/220円でデータ通信量を追加できるようになりました。
従来のプランは100MB/220円だったので、大幅な値下げですね。
データ容量シェアの手順
データ容量シェアの手順は以下の通りです。
- STEP 1IIJmioマイページへログインします。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
- STEP 8
- STEP 9
- STEP 10
- STEP 11
データシェア後の残量についてはマイページの[データ量]→[データ残量・有効期限]から確認できます。

みおぽんアプリからはグループのデータ通信量を確認できません。
早くギガプラン専用アプリが欲しいですね。

現在はMy IIJmioアプリから容量をチェックできます。
シェアした容量も繰り越せる
容量シェアで繰り越したデータ通信量も、翌月に繰り越しが可能です。
Q データシェア後もデータ量の繰り越しはできますか?【ギガプラン】
A データ容量をシェアした場合もデータ容量の有効期限内であれば、データ量は繰り越されます。
引用元:IIJmio公式
シェアした容量が余っても、翌月末までは繰り越して使えます。
安心ですね。
グループから抜ける手順
データ容量シェア開始後にグループから抜けたい場合は[回線の変更(追加・削除)]をタップし、削除したい回線のチェックを外せばOKです。

グループに参加する回線が0になった場合は、グループ自体も削除可能です。
データ容量シェアの注意点
IIJmioのデータ容量シェアを使う際は以下の点に注意してください。
- ギガプラン以外とはシェアできない
- 別のmioIDとはシェアできない
- グループを抜けても容量はグループに残る
- グループ削除で余った通信量も消失する
ギガプラン以外とはシェアできない
ギガプランとデータ容量シェアできるのは「ギガプラン」のみです。
ミニマムスタートプランやファミリーシェアプランとはシェアできません。
- ギガプランとギガプラン
⇒データ容量シェアできる - ギガプランと他のプラン(ミニマムスタートプランなど)
⇒データ容量シェアできない
別のmioIDとはシェアできない
データ容量シェアは同じmioID(名義)で契約している回線同士でのみ実施できます。
家族で別々のmioIDを利用して契約している場合はシェアできません。
- 夫名義で2回線契約
⇒データ容量シェアできる - 夫は夫で、妻は妻名義で契約
⇒データ容量シェアできない
データ容量シェアを利用したい場合は、同一名義で契約しましょう。
グループを抜けても容量はグループに残る
グループを抜けた後も、シェアしたデータ通信量はグループに残ります。

グループから抜けた回線はデータ通信量が0GBなので注意してください。
グループ削除で余った通信量も消失する
データ通信量が余っている状態でグループを削除すると、余ったデータ通信量はすべて消失します。
グループに残ったデータ通信量は「データ容量プレゼント」で他のグループや回線に移すことが可能です。
必ず、データ通信量をプレゼントしてからグループを削除してください。

データ容量プレゼントの手順
続いてデータ容量プレゼントの手順を解説します。
- STEP 1IIJmioマイページへログインします。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
手続き完了後、データ通信量が即プレゼントされます。
今回は4GBのDプラン(eSIM)から2.6GBのAプランに1GBプレゼントしたところ、ちゃんと1GBプレゼントできていました。


データ容量プレゼントの注意点
IIJmioのデータ容量プレゼントを使う際は以下の点に注意してください。
- ギガプラン以外にはプレゼントできない
- 別のmioIDにはプレゼントできない
ギガプラン以外にはプレゼントできない
ギガプランからデータ容量プレゼントできるのは「ギガプラン」のみです。
ミニマムスタートプランやファミリーシェアプランに容量をプレゼントすることはできません。
ただし、ミニマムスタートプランなどからギガプランへのプレゼントはOKです。
- ギガプランからギガプラン
⇒データ容量プレゼント可能 - ギガプランから他のプラン(ミニマムスタートプランなど)
⇒データ容量プレゼント不可 - 他のプラン(ミニマムスタートプランなど)からギガプラン
- ⇒データ容量プレゼント可能
別のmioIDにはプレゼントできない
データ容量プレゼントは同じmioID(名義)で契約している回線同士でのみ実施できます。
家族で別々のmioIDを利用して契約している場合はプレゼントできません。
データ容量シェアと同じですね。
- 夫名義で2回線契約
⇒データ容量プレゼント可能 - 夫は夫で、妻は妻名義で契約
⇒データ容量プレゼント不可
データ容量プレゼントを利用したい場合も、同一名義で契約しましょう。
まとめ
IIJmioでも待望のデータ容量シェアとデータ容量プレゼントがついにスタートしました。
- データ容量シェアを使うとグループ内で容量をシェアできる
- シェアした容量は繰り越しOK
- シェアできるのはギガプラン同士のみ
- グループを抜けても容量はグループに残るので注意
- データ容量プレゼントで、通信量を自由に分け合える
- ギガプラン以外にはプレゼントできない
- シェアもプレゼントも利用できるのは同一のmioIDのみ
どちらもマイページから簡単に手続きできるのが嬉しいですね。
家族で利用している人や、1人で複数回線を契約している人はぜひ活用してみましょう。
筆者のようにメイン回線とは別にサブ回線がある場合、サブ回線を維持しつつメイン回線で使える容量も増やせますよ。
データ通信量が足りない家族に分けたり、逆に自分が足りない時に助けてもらったりすることが可能です。