OPPO Reno9 AはSIMフリー版とワイモバイル版の2種類が発売されています。
ワイモバイル版は名前の通り格安SIMのワイモバイルが販売するモデルです。
物理SIMカードが1枚しか挿せない点を除くと、仕様はSIMフリー版とほとんど変わりません。
eSIMに対応しているので、nanoSIM + eSIMによるDSDVが可能です。
従来のキャリアモデルは他社バンドが潰される傾向がありました。
では、ワイモバイル版OPPO Reno9 Aはワイモバイル以外のSIMカードもちゃんと使えるのでしょうか。
実際にワイモバイル版OPPO Reno9 Aを利用している筆者が調査&テストしてみました。
ワイモバイル版OPPO Reno9 Aは他社回線もOK
ワイモバイル版OPPO Reno9 Aの対応バンドはSIMフリー版と全く同じです。
ソフトバンク系はもちろん、ドコモ・au・楽天モバイルの4G回線もしっかりカバーしています。
OPPO Reno9 Aの対応バンド | |
---|---|
5G | n3 / 28 / 41 / 77 / 78 |
4G | B1 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 28 / 38 /40 / 41/ 42 |
3G | B1 / 4 / 5 / 6/ 8 / 19 |
5Gもauおよび楽天モバイルのSub-6は対応しています。
少し注意が必要なのがドコモで、OPPO Reno9 Aはドコモの5Gバンドであるn79に対応していません。
ドコモの5Gを活用したい人は要注意です。
4Gはドコモの回線も対応しているので、そこまで困ることはないでしょう。
ワイモバイル版は動作確認されていないことが多い
他社のSIMカードを使う際は、その事業者で動作確認されているかどうかが重要です。
動作確認されていない事業者での利用は自己責任となります。
主要な事業者におけるOPPO Reno9 Aの動作確認状況を調べると、格安SIMの多くはワイモバイル版の動作確認が実施されていません。
事業者 | SIMフリー版 | ワイモバイル版 |
---|---|---|
ahamo | 確認済み | 確認済み |
povo2.0 | 確認済み | 確認済み |
LINEMO | 確認済み | 確認済み |
楽天モバイル | 確認済み | 確認済み |
BIGLOBEモバイル | 確認済み | 未確認 |
IIJmio | 確認済み | 未確認 |
LIBMO | 確認済み | 未確認 |
LinksMate | 確認済み | 未確認 |
mineo | 確認済み | 未確認 |
NUROモバイル | 確認済み | 未確認 |
UQモバイル | 確認済み | 確認済み |
大手キャリアの格安プランや、サブブランドであるUQモバイルはSIMフリー版・ワイモバイル版のいずれも動作確認済みでした。
一方、IIJmioやmineoなど一部の格安SIMはSIMフリー版のみ動作確認済みで、ワイモバイル版は動作確認されていません。
対応バンドが同じなのでSIMフリー版が使える格安SIMはワイモバイル版もほぼ使えるでしょう。
ただし、何度も言うように動作未確認の事業者で使うのは自己責任です。
実際にOPPO Reno9 Aで他社SIMを使ってみる
ワイモバイル版OPPO Reno9 Aで他社SIMは本当に使えるのか?
実際に、手元にあるSIMカードでいくつか試してみました。
irumo:動作未確認だがOK
ドコモの低容量プランであるirumo(イルモ)では、ドコモ以外の端末における動作確認が一切実施されていません。
ワイモバイル版OPPO Reno9 Aも動作確認されていませんが、irumoのSIMカードを挿したところ問題なく使えました。
データ通信はもちろん音声通話やSMSもOKです。
irumoのAPNは本家ドコモと全く同じです。
そのため、OPPO Reno9 Aでも[sp-mode]を選択すればすぐにirumoが使えます。
今回は試せていませんが、eximo(エクシモ)でも使える可能性が高いでしょう。
povo2.0:使えるがAPNの手入力が必要
povo2.0はワイモバイル版OPPO Reno9 Aの動作確認が実施されています。
実際にOPPO Reno9 Aにpovo2.0のSIMカードを挿したところ、データ通信・音声通話・SMSのいずれも問題なく使えました。
ただし、ワイモバイル版OPPO Reno9 Aにはpovo2.0のAPNがプリインストールされていません。
APN情報の手入力が必要です。
povo2.0公式サイトを参考に、APN情報を入力してください。
LINEMO:APN設定なしでOK
ワイモバイルと同じソフトバンク系列であるLINEMOでも、OPPO Reno9 Aは動作確認されています。
実際にOPPO Reno9 AにLINEMOのSIMカードを挿したところ、問題なく使えました。
データ通信はもちろん音声通話もOKです。
LINEMOはAPN設定も不要でした。
最初から[Application]というAPNが選択されており、そのままでLINEMOが使えます。
同じソフトバンク系列なだけあって、設定も楽ですね。
IIJmio(au):eSIMで問題なく使える
IIJmioはワイモバイル版の動作確認を実施していません。
試しにau回線プランのeSIMをワイモバイル版OPPO Reno9 Aに導入したところ、問題なく使えています。
データ通信はもちろん、音声通話もOKです。
IIJmioのAPNもプリインストールされていました。
いちいち手入力しなくて済むのは楽ですね。
OPPO Reno9 Aで他社SIMを使う手順
OPPO Reno9 Aで他社SIMを使う場合は、基本的にAPN設定が必要です。
SIMカードを挿し込んだら、以下の手順でAPN設定をしてください。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
手入力する際に必要な情報は事業者によって異なります。
各社の公式サイトやサポートページを参考にしてください。
入力する情報に誤りがあると上手く繋がらないので、慎重に入力しましょう。
ワイモバイル版OPPO Reno9 Aで他社SIMを使う際のQ&A
- Qワイモバイル版OPPO Reno9 AにSIMロックはかかっている?
- A
ワイモバイル版OPPO Reno9 AにSIMロックはかかっていません。
他社のSIMもそのまま挿すだけで使えます。
- Qワイモバイル版OPPO Reno9 AはDSDV対応?
- A
nano SIM + eSIMのDSDVに対応しています。
SIMカードスロットが1つなので、物理SIM x 2のDSDVは出来ません。
まとめ
ワイモバイル版OPPO Reno9 Aは対応バンドがSIMフリー版と同じです。
ドコモ・au・楽天モバイルの回線にも対応しているので、他社SIMも問題なく使えます。
ドコモの5Gバンドであるn79に対応していない点は注意してください。
ahamoやpovo2.0、UQモバイルなどはワイモバイル版も動作確認済みです。
他の格安SIMはSIMフリー版しか動作確認されていません。
利用は自己責任となりますが、対応バンドが同じなのでワイモバイル版も使える可能性は高いでしょう。
ワイモバイルなら最安4,980円でOPPO Reno9 Aを購入できます。
OPPO Reno9 Aを安く買うならワイモバイルがおすすめですよ。