moto g9 playはモトローラから発売されているミドルレンジのSIMフリースマホです。
2万円台前半で普段使いには十分なスペックとそこそこのカメラを搭載しています。
大容量バッテリーを搭載し、DSDVにも対応するなどコスパも良好です。
そんなmoto g9 playを購入・利用したので、良かったところやイマイチに感じたところを本音でレビューしたいと思います。
シックで美しいデザイン
今回購入したカラーはサファイアブルーです。

紺色に近い、深みのあるブルーです。
グラデーションにより端っこがやや暗く、真ん中が明るくなっていますね。
派手さはありませんが、とてもきれいなボディデザインです。
最近は2万円くらいのスマホでも安っぽさを感じませんね。

中央上部にカメラと指紋認証センサーが設置されています。

カメラは4眼に見えますが、実際はトリプルレンズカメラです。
最近はこのようにカメラを一箇所にまとめるデザインが増えていますね。
筆者的には1世代前のmoto g8のように縦に配置されているカメラが好きですね。
本体上部にはイヤホンジャック。

本体下部にはUSB type-Cポートとモノラルスピーカーです。

モトローラの下位モデルはmicro USB端子の採用が多かったですが、今回はUSB type-Cになりました。
個人的にはもっともうれしかったポイントですね。
右側面には電源ボタンと音量ボタン、そしてGoogleアシスタント専用ボタンがあります。

ボタンを押すとすぐにGoogleアシスタントが起動します。
普段からGoogleアシスタントを使う人にはうれしい機能ですね。
ただ、筆者は全くと言っていいほどGoogleアシスタントを使いません。
むしろ電源ボタンと押し間違えてGoogleアシスタントが誤起動してストレスを感じます。
無効化できないのも残念です。
前面です。

全体的にベゼルが狭く、画面が非常に大きいですね。
動画視聴やゲームなどで大迫力の映像を楽しめます。
解像度がフルHDではありません(1600×720)が、よほどこだわる人でないと気にならないでしょう。
画面上部には水滴状のノッチがあります。
筆者はあんまりノッチが好きじゃないですが、小さいのでそこまで気になりませんね。

ただ、可能であればmoto g8のようにパンチホールにしてほしかったです。
充実した付属品
moto g9 playの付属品は以下の通りです。

相変わらず豪華なラインナップですね。
充電器は20Wの急速充電器になっており、moto g9 playを素早く充電できます。
専用ケースがついているのも、もはやお馴染みですね。
さっそくつけてみました。

しっかりとした作りで、側面もちゃんと守ってくれます。

ちなみに保護フィルムは付属していません。
別途購入しましょう。
ずっしりとした重みを感じる
moto g9 playを持ってみました。

ディスプレイサイズが6.5インチと大きく、本体サイズもなかなか大きいです。
筆者の手は成人男性としては標準的な大きさだと思いますが、画面の上は片手だと届きません。


重量も約200gと重いです。
手の小さい人や女性だと、片手で操作しにくいかもしれません。
本体側面が緩やかにラウンドしており、思っていたよりは持ちやすいです。

moto g9 playのスペック
moto g9 playのスペックをまとめました。
| 販売価格 | 24,800円 |
|---|---|
| カラー | サファイアブルー フォレストグリーン |
| サイズ | 幅約75.73mm 高さ約165.21mm 厚さ約9.18mm |
| 重さ | 約200g |
| ディスプレイ | 6.5インチ(1600×720) |
| OS | Android 10 |
| CPU | Snapdragon 662 |
| メモリ | 4GB |
| ストレージ | 64GB |
| カメラ | アウト:4800万画素+200万画素+200万画素 イン:800万画素 |
| バッテリー容量 | 5,000mAh |
| SIMサイズ | nanoSIM + nanoSIM |
| DSDS | 〇(DSDV) |
| Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 5.0 |
| 防水・防塵 | × |
| おサイフケータイ | × |
CPUにはQualcommの「Snapdragon 662」を搭載しています。
OPPO A5 2020やXperia 10 IIなど数多くのミドルレンジに搭載されている「Snapdragon 665」とほぼ同じ性能です。
さらにメモリは4GB、ストレージは64GBと、ミドルクラスとしては標準的なスペックと言えます。
同価格帯でSDM720Gの「Redmi Note 9S」に比べるとインパクトはありませんが、価格を考えると十分でしょう。
モトローラの低価格スマホはWi-Fiの5GHz帯に非対応なことが多かったですが、moto g9 playは5GHz帯もしっかり対応しています。
一方でおサイフケータイと防水には対応していません。
おサイフケータイ・防水が必要な人はAQUOS sense4やOPPO Reno3 Aがおすすめです。
Antutuスコアは約18万
moto g9 playでAntutuベンチマークを走らせてみました。


スコアは約18万でした。
ミドルクラスのスマホとしては標準的なスコアと言えます。
このスコアなら普通に使っていて困ることはほぼありません。
動画視聴やTwitter、スマートニュースなどをメインに使っていますがサクサク快適です。
軽いものならゲームもOK
moto g9 playでいくつかゲームを試してみました。
| ゲーム名 | 動作結果 |
|---|---|
| モンスト | ◎:全く問題なし |
| にゃんこ大戦争 | ◎:全く問題なし |
| ドラクエウォーク | 〇:読み込み時にややカクつくが動きは滑らか |
| FGO | 〇:問題なくプレイ可 |
| アズールレーン | 〇:たまにカクつくがプレイに支障なし |
| PUBGモバイル | △:標準画質&中フレームならプレイ可 |
モンストのような2Dゲームは全く問題ありませんでした。
軽いゲームがメインならmoto g9 playでも十分でしょう。
アクションゲームや3Dゲームもある程度はプレイできますね。
試しにFGOをプレイした動画がこちら。
PUBGモバイルのような重いゲームも思ったよりできますね。
ただ、画質を下げる必要はありますしフレームレートも安定しません。
ゲームによっては少しカクつくこともあります。
オート周回がメインのソシャゲとかなら問題ないでしょう。
逆にシビアなタイミングが求められるFPSや音ゲーだとミスが発生するかもしれません。
動作の重い3Dゲームを快適にプレイしたい人、スペックにこだわりたい人はもう少しスペックが高いスマホがおすすめです。
ピュアAndroidで無駄なアプリなし
moto g9 playはカスタマイズがほとんどされていない「ピュアAndroid」を搭載しています。
以下は起動した直後のmoto g9 playのホーム画面とドロワーです。
プリインストールアプリがほとんどなく、非常にすっきりしています。


オリジナルなアプリは独自機能をまとめた「Motoアプリ」くらいしかありません。
無駄なアプリがないのはうれしいですね。
独自機能満載のMotoアプリ
「Motoアプリ」はモトローラの独自機能をまとめたアプリです。
OSはピュアAndroidなのでこれといった特徴はありません。
このMotoアプリにより、他のスマホとの差別化が図られています。
Motoアプリの機能は大きく3つです。
- Motoアクション
- Motoディスプレイ
- ゲームタイム
Motoアクション
モトローラ独自のジェスチャー機能です。
moto g9 playでは以下のアクションに対応しています。
- 手首をすばやく2回ひねってカメラ起動
- 2回振り下ろすとライトをON/OFF
- 3本指で画面にタッチしてスクショ
- 端末を持ちあげて画面を見るとロック解除
- 本体を下向きにしてマナーモード
- 本体を持ちあげて消音
- 左右にスワイプしてアプリを分割表示
筆者は「カメラ起動」と「スクショ」をよく使います。
とくにひねってカメラ起動は写真を撮りたいときにサッと撮影できて便利です。
スクショも、片手で素早くスクショが撮れて重宝しています。
今のところ誤動作も起きていません。
Motoディスプレイ
ディスプレイ関連の機能が「Motoディスプレイ」です。
- ロックを解除せずに時間や通知を確認(ピークディスプレイ)
- 画面を見ている間は画面がONのまま
- スクショを撮影してすぐに編集/シェア
ピークディスプレイではロックを解除することなく時間や通知を確認できます。
本体に軽く触れたり、持ちあげるだけでOKです。

moto g9 playには通知LEDがありません。
本来なら、通知の有無や電池残量をチェックするためにロックを解除する必要があります。
ピークディスプレイを使えばロックを解除せずに通知や電池残量を確認可能です。
通知LEDがなくても困りません。
ゲームタイム
ゲームタイムはゲームに集中するための機能です。
- ゲーム中に不要な通知/通話/Motoアクションをブロック
- ゲーム中は明るさの自動調節をオフ
不要な通知や通話をオフにできます。
ゲームに集中したいときに便利ですね。
同じ人から15分以内に再度着信があった場合はブロックされない設定もできます。
緊急の連絡が来ても安心ですね。
カメラ性能をチェック
続いてカメラ性能をチェックしましょう。
moto g9 playは3つのカメラで構成される「トリプルレンズカメラ」を搭載しています。
- メイン:4800万画素、f/1.7
- マクロ:200万画素、f/2.2
- 深度センサー:200万画素、f/2.4
トリプルレンズですが、望遠カメラや超広角カメラは搭載していません。
ズーム写真や広角な写真は撮れないので少し残念ですね。
とは言え、メインカメラは4800万画素と画素数が高め。
撮影モードも豊富に用意されており、多彩な写真を撮れます。

いくつかオートで撮影してみました。




明るい所では結構きれいに撮影できます。
よほどカメラにこだわる人でなければ十分でしょう。
ポートレートやマクロ撮影も可
背景をぼかした「ポートレート」も撮影できます。


被写体と背景の境界がややハッキリしないこともありますが、2万円台前半のカメラとしてはかなり頑張っています。
マクロレンズを利用した「マクロ撮影」も可能です。

花や小物の写真を撮る際に、かなり近距離まで近づいて撮影可能です。
迫力のある写真を撮影できますよ。
夜景もまずまずキレイに撮れる
moto g9 playは暗い所でも明るく撮れる「ナイトビジョンモード」に対応しています。

ナイトビジョンモードでは撮影に3~4秒かかりますが、薄暗い場所でも明るい写真を撮影できます。


ナイトビジョンモードを利用して、いくつか夜景を撮影してみました。





どうしても上位モデルと比べると白飛びやノイズはありますが、2万円台前半のスマホとしては上出来です。
結構明るく撮れますよ。
バッテリー性能をチェック
moto g9 playは5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、電池持ちの良さを売りにしています。
では、実際のバッテリー性能はどれほどのものなのでしょうか。
テストしていました。
動画再生11時間、バッテリー持ちは良好
まずはバッテリー持ちのテストです。
以下の状態でYouTubeの動画を再生し、電源が切れるまでの時間を計測してみました。
- 電池100%
- 明るさMAX
- Wi-Fi接続
- 画面のスリープオフ
- YouTubeを全画面で再生
結果は「11時間9分」でした。

半日近く動画を再生し続けられました。
かなりの電池持ちですね。
動画視聴はもちろん、ゲームを頻繁にプレイする人でも丸1日は充電の心配をしなくても済みますね。
約1時間で70%の充電が可能
続いては充電速度のテストです。
moto g9 playには20Wの急速充電器が付属しており、15Wの急速充電に対応しています。

実際に、10%の状態から充電完了までどれくらいの時間がかかるかをチェックしました。
充電には付属のUSBケーブルとACアダプタを利用しています。
| バッテリー残量 | 充電にかかった時間 |
|---|---|
| 50% | 36分 |
| 80% | 1時間6分 |
| 90% | 1時間23分 |
| 100% | 2時間10分 |
充電開始から36分で10%から50%まで充電できました。
moto g9 playは電池持ちが良いので、ゲームや動画視聴をしないなら50%でも1日持ちます。
100%までは2時間10分と、そこそこ時間がかかりました。
これは過充電を防ぐために90%を超えると充電速度が遅くなるためです。

1時間30分あれば91~92%まで充電できるので十分でしょう。
5,000mAhという大容量バッテリーを搭載しながら、moto g9 playの充電速度は速いと言えます。
リバースチャージで他のスマホを充電可能
moto g9 playは他のスマホを充電できる「リバースチャージ」に対応しています。
モバイルバッテリーのように使えるわけですね。
バッテリー容量が大きいmoto g9 playならではの機能と言えます。
実際にiPhoneと接続したところ、問題なく充電できました。

今は手元にあったのがLightningケーブルだけなのでiPhoneしか試していませんが、ケーブルさえあればAndroidも充電できます。
サブ端末としてもピッタリですね。
指紋認証と顔認証に対応
moto g9 playは生体認証で指紋認証と顔認証に対応しています。
指紋認証は背面の指紋センサーを利用。

背面と前面、どっちの指紋認証が良いかは好みですが筆者は背面が好きです。
認証の速度・精度も悪くありません。
顔認証も比較的快適です。
暗い所だと認証しないことがありますが、明るい所での精度は悪くありません。
マスクをしているときは指紋認証、手袋をしているときは顔認証など、状況によって使い分けられるのが便利ですね。
DSDV対応(microSDと排他利用)
moto g9 playは2枚のSIMカードを同時に待ち受けできるDSDVに対応しています。
仕事とプライベートで電話番号を分ける、違う回線の格安SIMを2つ併用して障害に備える、といった使い方が可能です。
VoLTEはドコモ・au・ソフトバンクのすべてに対応しています。
回線を気にせず、自由な組み合わせが可能です。

ただし、2枚あるSIMカードスロットのうち2枚目はmicro SDカードスロットとの排他利用となります。
DSDV利用中はmicro SDカードが使えません。
microSDカードとDSDVを併用したい人は、トリプルスロットを搭載したDSDV対応スマホを購入してください。
主要MVNOのAPNは揃っている
格安SIMを利用する際に必要な「APN」のプリインストール状況をチェックします。
まずはドコモ回線です。
主要な格安SIMのAPNが揃っていますね。


au回線も有名どころは網羅しています。
ただ、LINEモバイルのAPNはありません。

ソフトバンクも主要なところは揃っています。

よほどマイナーな格安SIMでなければ、APN設定は簡単に終わるでしょう。
楽天回線には非対応
大手3キャリアの回線に対応しているmoto g9 playですが、楽天モバイル(MNO)には対応していません。
楽天モバイルのSIMカードを挿したところ、認識はしましたがデータ通信・電話とも利用できませんでした。

楽天モバイルを利用する場合は、ちゃんと楽天回線対応スマホを利用しましょう。
まとめ
以上、moto g9 playのレビューでした。
- 安さを感じないデザイン
- 6.5インチの大画面
- 普段使いなら問題ないスペック
- ピュアAndroid搭載で無駄なアプリがない
- 2万台のスマホとしては十分な性能のカメラ
- 5,000mAhの大容量バッテリー搭載で電池持ちが良い
- 急速充電対応で充電速度も速い
- リバースチャージで他のスマホを充電できる
- DSDV対応
- 防水・おサイフケータイには非対応
- DSDVとmicro SDは排他利用
- 人によってはGoogleアシスタント専用キーが邪魔
- 通知LEDなし(ピークディスプレイ機能で代用可)
2万円台前半の手ごろな価格ながら普段使いには問題ないスペック、5,000mAhの大容量バッテリー、高品質な3眼カメラを備えています。
重たい3Dゲームを快適にプレイしたい、とにかく写真にこだわりたい、というような人でなければ不満なく使えますね。
とくにバッテリー持ちはかなりのものです。
リバースチャージ対応なので、サブ端末としても重宝します。
ピュアAndroid搭載でシンプルながら、Motoアクションによるモトローラらしさも健在です。
Redmi Note 9SやAQUOS sense4などライバルが多い価格帯ですが、シンプルで使いやすいmoto g9 playもおすすめですよ。



「朝起きて電池がない!」という状況でも、とりあえず50%まで充電できれば安心です。