モトローラがミッドレンジモデルの最新版「moto g54」を海外で正式発表しました。
Dimensity 7020を採用し、8GBまたは12GBのメモリを搭載するなど、前モデルのmoto g53から大幅にスペックアップしています。
それでいて価格は2万円台からなので、コスパも良好です。
本記事ではmoto g54のスペックを簡単にまとめ、さらに先代のmoto g53とも比較してみました。
追記:
moto g54が技適を取得したことが分かりました。
日本国内でも、近いうちに発売されるかもしれません。
moto g54のスペック・概要
moto g54のスペックは以下の通りです。
スペック | moto g54(インド版) |
---|---|
カラー | Mint Green Midnight Blue Pearl Blue |
サイズ | 幅約73.82mm 高さ約161.56mm 厚さ約8.89mm |
重さ | 約192g |
ディスプレイ | 約6.5インチ, LCD FHD+(2,400×1,080) |
リフレッシュレート | 120Hz |
OS | Android 13 |
SoC | Dimensity 7020 |
メモリ | 8GB / 12GB |
ストレージ | 128GB / 256GB |
アウトカメラ | 50MP(メイン)+8MP(超広角) |
インカメラ | 16MP |
バッテリー | 6,000mAh(33W) |
対応SIM | nanoSIM + nanoSIM |
DSDV | 〇 |
5G | 〇 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(802.11ac) |
Bluetooth | 5.3 |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos) |
イヤホンジャック | 〇 |
防水・防塵 | IP52 |
おサイフケータイ | × |
充実したスペックのミッドレンジ
SoCにMediaTekのDimensity 7020を採用しています。
Dimensity 7020はDimensity 930のリネーム版で、Antutuスコアは50万ほどになる予想です。
メモリ/ストレージは8GB+128GB版に加えて、ハイエンド並みの12GB+256GB版も用意されています。
普段使いなら十分すぎる性能です。
軽いものなら3Dゲームもプレイできそうです。
バッテリー容量は6,000mAhと大容量で、電池持ちも良さそうです。
33Wの急速充電に対応しており、66分で90%まで充電できるとしています。
ステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応しています。
イヤホンジャックもあるので、音にこだわりがある人にもピッタリです。
最近のモトローラ機はmoto g13やmoto g14といったエントリー機でもステレオスピーカーを搭載するなど、オーディオ面が充実していますね。
中国版はやや仕様が異なる
moto g54は中国でも発売されますが、中国版はインド版とやや仕様が異なります。
moto g54の違い | インド版 | 中国版 |
---|---|---|
カラー | Mint Green Midnight Blue Perl Blue | Blue Green Magenta |
外装加工 | プラスチック風 | レザー風 |
厚さ | 約8.89mm | 約8.04mm |
重さ | 約192g | 約179.7g |
メモリ | 8GB / 12GB | 8GB |
ストレージ | 128GB / 256GB | 128GB |
バッテリー | 6,000mAh(33W) | 5,000mAh(15W) |
中国版は黒系統であるMidnight Blueの代わりに赤系統のMagentaがラインナップされています。
しかも外装はレザー加工です。
どちらが良いかは好みですが、高級感があるのは中国版ですね。
一方で12GB+256GBオプションがある、バッテリー容量が多いなどスペック面はインド版が充実しています。
その代わりに重量は中国版が軽めです。
moto g53とmoto g54の違い
moto g54を、前モデルにあたるmoto g53と比較してみました。
スペック | moto g54(インド版) | moto g53 |
---|---|---|
カラー | Mint Green Midnight Blue Pearl Blue | Ink Blue Artic Silver Pale Pink |
サイズ | 幅約73.82mm 高さ約161.56mm 厚さ約8.89mm | 幅約74.66mm 高さ約162.7mm 厚さ約8.19mm |
重さ | 約192g | 約183g |
ディスプレイ | 約6.5インチ, LCD FHD+(2,400×1,080) | 約6.5インチ, LCD HD+(1,600×720) |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
OS | Android 13 | Android 13 |
SoC | Dimensity 7020 | Snapdragon 480+ 5G |
メモリ | 8GB / 12GB | 4GB |
ストレージ | 128GB / 256GB | 128GB |
アウトカメラ | 50MP(メイン) 8MP(超広角) | 50MP(メイン) 2MP(超広角) |
インカメラ | 16MP | 8MP |
バッテリー | 6,000mAh(33W) | 5,000mAh(10W) |
対応SIM | nanoSIM + nanoSIM | nanoSIM + eSIM |
DSDV | 〇 | 〇 |
5G | 〇 | 〇 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(802.11ac) | Wi-Fi 5(802.11ac) |
Bluetooth | 5.3 | 5.1 |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos) | ステレオ |
イヤホンジャック | 〇 | 〇 |
防水・防塵 | IP52 | ×(撥水加工) |
おサイフケータイ | × | × |
SoCがDimensity 7020にアップグレードされ、メモリも倍以上になりました。
解像度がHD+からFHD+にアップ、バッテリー容量の増量と充電速度の強化など、スペックが大幅にアップしています。
moto g53はエントリー寄りでしたが、moto g54は正真正銘のミッドレンジモデルですね。
厚みと重量が増していますが、それ以外はとくにダウングレードしたポイントも見つかりません。
moto g54は、moto g53から大きく進化していると言えます。
まとめ
気になるmoto g54の価格は以下の通りです。
8GB+128GBなら2万円台、12GB+256GBでも3万円台です。
Antutuスコア50万前後(想定)のミッドレンジとしては手ごろな価格と言えます。
このまま日本でも売ってほしいレベルです。
日本国内では、独自仕様の「moto g52j」や「moto g53j」などがリリースされました。
moto g54も、いずれ日本仕様になって登場するかもしれません。
記事内画像引用元およびソース:motorola.in, 中国レノボ