AQUOS sense plusはシャープが発売するミドルレンジのSIMフリースマホです。
シャープのヒット作「AQUOS sense lite」の上位モデルにあたります。
防水/おサイフケータイへの対応はそのままに、サクサク感がアップしました。
sense liteのスペックでは少し物足りないと感じた人におすすめです。
本記事ではAQUOS sense plusを実際に利用し、良かった点やイマイチな点をレビューしたいと思います。
まずは外観をチェック!
早速、外観をチェックしていきます。
まずは背面からです。
今回購入したカラーリングはホワイトです。
良く言えばシンプルですが、悪く言えばちょっと安っぽく感じます。
背面の左上にはアウトカメラが配置されています。
最近はデュアルカメラが主流になっていますが、本機はシングルカメラです。
左側面には音量ボタンと電源ボタンがあります。
右側面はSIMカードスロットのみです。
上部にはイヤホンジャックがあります。
底面はUSB type-Cコネクタのみです。
付属品もチェックしておきましょう。
付属品は必要最低限ですね。
イヤホンやケース、保護フィルムなどは付属していません。
必要な場合は別途購入してください。
AQUOS sense plusのスペック
AQUOS sense plusのスペックをざっくりとおさらいしておきましょう。
AQUOS sense plusのスペック | |
---|---|
サイズ | 約151×71×8.9mm |
重量 | 約157g |
OS | Android 8.0 |
ディスプレイ | 5.5インチ, IGZO(2160×1080) |
CPU | Snapdragon 630 |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
カメラ | アウト:1640万画素 イン:800万画素 |
バッテリー | 3100mAh |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
対応バンド | 3G:B1、2、4、5、6、8、19 LTE:B1、2、3、4、5、8、19、26、28、41 GSM:850、900、1800、1900MHz |
SIMサイズ | nanoSIM |
DSDS | × |
防水・防塵 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
おサイフケータイ | 〇 |
生体認証 | 指紋認証 |
SoCにはミドルクラスのSnapdragon 630を搭載しています。
SNSやブラウジングといった普段使いなら問題ありません。
ゲームをプレイしない人なら快適ですよ。
Antutuスコアは約87,000
ベンチマークソフト「Antutu」を使ってAQUOS sense plusのスコアを計測してみました。
スコアは「87815」でした。
ミドルレンジど真ん中、って感じのスコアが出ますね。
実際に使ってみてもサクサクと動きますし、スクロールもつっかかることなくスムーズです。
SNSや動画視聴、ブラウジングといった普段使いなら全く問題ないですね。
ゲームは軽いものならプレイ可能
AQUOS sense plusでいくつかゲームをプレイしてみました。
ゲーム | 動作※ | 備考 |
---|---|---|
モンスト | 〇 | 全く問題なし |
FGO | △ | プレイはできるがややカクつく&読み込み長め |
ドラクエウォーク | 〇 | 装備変更などでややカクつくがプレイに支障なし |
PUBG | △ | 画質を下げればプレイ可能だがかなり発熱する |
アズレン | 〇 | ややカクつく場面もあるがプレイ可能 |
軽いゲームならだいたいプレイできますね。
逆に負荷の大きい3Dゲームをするには力不足です。
例えばFGOの場合、プレイ自体はできます。
しかし、読み込みが長く戦闘中もややカクつきます。
ゲームを遊びたいならもう少しスペックが高いスマホを選びましょう。
防水・おサイフケータイ対応
AQUOS sense plus最大の売りは防水・防塵とおサイフケータイに対応していることですね。
とくにおサイフケータイは、SIMフリー機ではほとんど搭載されていません。
おサイフケータイを使いたいユーザーには貴重な1台です。
AQUOS sense plusのカメラ性能
続いてはAQUOS sense plusのカメラをチェックしていきます。
AQUOS sense plusのカメラはそこまで高性能はありません。
とは言え、日常で使う分には困らないレベルです。
実際にAQUOS sense plusの作例をいくつか載せておきます。
いずれもオートモードで撮影し、サイズ以外の加工はしていません。
「思っていたよりはきれいに撮れるな」という印象です。
オートモードで適当に撮るだけなら十分でしょう。
近距離の被写体を際立たせる「接写」や「モノクロモード」などもあります。
明るいところではまずまずだったAQUOS sense plusのカメラですが、暗所は苦手です。
カメラ性能にこだわる人にとっては物足りませんね。
指紋認証の精度は良好、便利機能も
AQUOS sense plusは本体前面に指紋認証センサーがついています。
認証速度は速く、精度も良好です。
指紋センサーはナビゲーションキーの代わりに使うこともできます。
最初は違和感がありましたが、全操作が親指だけで出来るので便利ですね。
しかもナビゲーションキーを非表示にできるので、画面をさらに広く使えます。
電池持ちはそこそこ
スマホを使う上で気になる電池持ちですが、AQUOS sense pluの電池持ちはそこそこ良いですね。
以下の条件で動画を再生し、電池が0%になるまでの時間を計測しました。
結果は約6時間51分でした。
結構長持ちですね。
バッテリー容量が3,100mAhとまずまず多いのと、省エネ性能に優れたIGZO液晶のおかげでしょうか。
なぞってスクショ「Clip Now」が便利
本機には「AQUOS便利機能」としてシャープ独自の機能が複数搭載されています。
この中でも個人的に便利だと感じたのが「Clip Now」です。
画面の縁をなぞるだけでスクリーンショットおよび一時メモが撮れます。
とくにスクリーンショットをサクッと保存できるのが便利ですね。
他にも人工知能「エモパー」や画面が自動でスクロールする「オートスクロール」といった独自機能が多数あります。
まとめ
以上、AQUOS sense plusのレビューでした。
SIMフリーでは貴重な防水とおサイフケータイへの対応はそのままに、CPUが強化されてバランスの良いスマホになりました。
AQUOS sense liteだとスペック的にちょっと物足りない、と思っていた人にピッタリですね。
程よい性能で防水とおサイフケータイ対応のSIMフリースマホを探している人におすすめです。
ツルツルした手触りで、質感は悪くありません。