Xiaomiが新スマホ「Redmi 12C」を正式発表しました。
Helio G85を採用するエントリー機で、価格は3GB/64GB版が19,800円、4GB/128GB版が23,800円です。
スペックが控えめな代わりに価格を抑えているわけですが、今さらmicro USBを搭載しているのが気になりますね。
国内版Redmi 12Cのスペック概要
国内版Redmi 12Cのスペックは以下の通りです。
スペック | Redmi 12 |
---|---|
価格 | 3GB版:19,800円 4GB版:23,800円 |
カラー | グラファイトグレー ラベンダーパープル ミントグリーン |
サイズ | 幅約76.41mm 高さ約168.76mm 厚さ約8.77mm |
重さ | 約192g |
ディスプレイ | 約6.71インチ, HD+(1,650×720) |
リフレッシュレート | 60Hz |
OS | MIUI 13(Android 12) |
SoC | Helio G85 |
メモリ | 3GB / 4GB |
ストレージ | 64GB / 128GB |
アウトカメラ | 5000万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 5,000mAh(10W急速充電) |
USB端子 | micro USB |
対応SIM | nanoSIM + nanoSIM |
DSDV | 〇 |
5G | × |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(802.11ac) |
Bluetooth | 5.1 |
防水・防塵 | IP52 |
おサイフケータイ | × |
記事公開時、防水・防塵を「非公開」としていましたが、正しくはIP52でした。失礼いたしました。
SoCにHelio G85を採用しています。
Antutuスコアは20~25万前後なので、ゲームをしないなら普通に使えそうです。
日本国内だとmoto g31が同じSoCを搭載しています。
ストレージが64GBだけでなく128GBも用意されているのは好印象。
バッテリーも大容量なので、電池持ちは良さそうです。
USB端子はまさかのmicro USB
Redmi 12Cでもっとも気になったのがmicro USBを採用している点です。
日本国内で発売されるスマホはエントリー機でもUSB-Cが当たり前になっています。
筆者が調べた限りでは、最後にmicro USBを搭載した機種が国内で発売されたのは2年以上前です。
いくらエントリー機とはいえ、「今さらmicro USBはちょっと…。」と思ったのが正直なところです。
デザインは良さそう
個人的に良さそうだな、と思ったのはデザインです。
全体的にポップでカラフルなデザインに仕上がっています。
デザインは人によって好き嫌いが分かれるため一概に言えませんが、個人的にはかなり好きなデザインです。
それだけに、micro USBを採用している点が本当に残念に感じますね。
過去のエントリー機より微妙かも?
Xiaomiはこれまでにもエントリー機を国内で販売しています。
今回のRedmi 12Cは正直スペックが微妙で、ぶっちゃけ過去モデルを買った方が良いのではないか?と思ってしまいました。
実際に、Xiaomiのエントリー機であるRedmi 9TおよびRedmi Note 11と、Redmi 12Cのスペックを比較してみました。
スペック | Redmi 12C | Redmi 9T | Redmi Note 11 |
---|---|---|---|
価格※ | 3GB版:19,800円 4GB版:23,800円 | 21,298円 | 24,800円 |
カラー | グラファイトグレー ラベンダーパープル ミントグリーン | カーボングレー オーシャングリーン | スターブルー トワイライトブルー グラファイトグレー |
サイズ | 幅約76.41mm 高さ約168.76mm 厚さ約8.77mm | 幅約77.3mm 高さ約162.3mm 厚さ約9.6mm | 幅約73.87mm 高さ約159.87mm 厚さ約8.09mm |
重さ | 約192g | 約198g | 約179g |
ディスプレイ | 約6.71インチ, HD+(1,650×720) | 約6.53インチ FHD+(2340×1080) | 約6.43インチ, 有機EL FHD+(2400×1080) |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 90Hz |
OS | MIUI 13(Android 12) | MIUI 13(Android 12) ※要アップデート | MIUI 13(Android 12) ※要アップデート |
SoC | Helio G85 | Snapdragon 662 | Snapdragon 680 |
メモリ | 3GB / 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB / 128GB | 64GB | 64GB |
アウトカメラ | 5000万画素 | 4800万画素+800万画素+200万画素+200万画素 | 5000万画素+800万画素+200万画素+200万画素 |
インカメラ | 500万画素 | 800万画素 | 1300万画素 |
バッテリー | 5,000mAh | 6,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 10W | 18W | 33W |
USB端子 | micro USB | USB-C | USB-C |
対応SIM | nanoSIM + nanoSIM | nanoSIM + nanoSIM | nanoSIM + nanoSIM |
DSDV | 〇 | 〇 | 〇 |
5G | × | × | × |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(802.11ac) | Wi-Fi 5(802.11ac) | Wi-Fi 5(802.11ac) |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 | 5.0 |
防水・防塵 | IP52 | × | IP53 |
おサイフケータイ | × | × | × |
目ぼしい進化はストレージ容量が増えたことくらいでしょうか。
SoCの性能はSnapdragon 680と同等で、そこまで大きな差はありません。
それ以外では、むしろRedmi 9T/Redmi Note 11より劣っているポイントが目立ちます。
エントリー機なのでディスプレイやカメラはしょうがないにしても、やはりmicro USB採用がマイナスですね。
価格もそこまで変わりませんし、今からエントリー機を買うなら個人的にはRedmi Note 11をおすすめします。
価格は19,800円から、一括1,100円も
Redmi 12Cの価格は3GB/64GB版が19,800円、4GB/128GB版が23,800円です。
ネット通販や家電量販店で購入できるほか、格安SIMでも取り扱いがあります。
4GB/128GB版はXiaomi公式ストア、Amazon、楽天市場限定のようです。
まとめ
Redmi 12Cについて簡単に紹介しました。
円安などの影響もあり、以前よりも物足りないスペックにならざるを得ないのは理解できます。
筆者はエントリー~ミドルの機種が好きですし、Redmi 12Cのデザインも好みです。
ただ手持ちのガジェットはほぼUSB-Cで統一しており、micro USBというだけで購入を戸惑っています。
micro USBで良いならRedmi 12Cもアリですが、そうじゃないなら正直Redmi Note 11のほうがおすすめですね。
記事内画像引用元:Xiaomi 公式楽天市場店
それでも、micro USBだけはやめて欲しかったですね。