「d払い」はドコモのスマホ決済サービスです。
ドコモのサービスですが、dアカウントさえあればドコモ回線なしで使えます。
しかし、「ドコモ回線に紐づいたdアカウント」で使う場合は、ドコモ回線経由でのログインが必要です。
本記事ではドコモと格安SIMを併用しているときに、d払いへログインできない原因と対処法について解説します。
ドコモ回線に紐づいたdアカウントではドコモSIMが必須
2019年から、ドコモ回線に紐づいたdアカウントにログインする際は該当するドコモ回線での接続が必須になりました。
お客様に、より安全にサービスをご利用いただくため、2019年1月22日(火)より、ドコモの回線をお持ちのお客様がd払いアプリの初期設定/お支払方法の変更をご利用になるには、ドコモネットワーク(spモード)での接続が必須になります。
引用元:ドコモ公式
実際に、Wi-Fiに接続した状態でd払いを起動すると次のような警告も表示されます。
筆者はドコモと格安SIMを併用しているものの、メイン端末は格安SIMしか挿さっていません。
「ドコモ回線と紐づいているのに別の回線で接続した」のが原因で、ログインできなかったわけですね。
対処法①ログイン時だけドコモSIMを挿す
もっとも簡単な対処法は「ログインの時だけドコモのSIMを挿す」です。
- STEP 1
ドコモのSIMカードをスマホに挿す
- STEP 2
Wi-Fiをオフにする
- STEP 3
d払いを起動し、dアカウントにログインする
- STEP 4
d払いの初期設定が終わったらSIMカードを元に戻す
一度ログインさえすれば、あとはドコモのSIMなしでも問題ありません。
ちゃんとアプリが起動しますし、支払いもできました。
対処法②:d払い用のdアカウントを作る
もう1つの対処法としては「d払い用のdアカウントを作る」があります。
ドコモ回線と紐づいていないdアカウントを作れば、ドコモSIMなしでもd払いが利用可能です。
SIMカードを入れ替えるのが面倒な場合に便利ですが、次のようなデメリットもあります。
「dポイントが別々に貯まる」は「ポイント共有グループ」を作れば解決できますが、ドコモショップか電話での手続きが必要です。
「ドコモオンライン手続き」からポイント共有グループの「代表会員変更(同一名義)」ならびに「廃止」についてお申込みになれます。
引用元:ドコモ
還元率が最大3.0%にアップする「d払いステップボーナス」が適用されないのも、もったいないですね。
基本的には対処法①をおすすめします。
DSDS/DSDV対応スマホを使えば楽
ログインする時だけドコモのSIMを挿せば、とりあえずこの問題は解決します。
ただ、毎回SIMカードを入れ替えるのは面倒です。
手間をかけたくない場合は「DSDS/DSDV対応スマホ」を使いましょう。
ようするに、DSDS/DSDV対応スマホなら2枚のSIMカードを挿して使い分けることが可能です。
いちいち、SIMカードを挿し変える必要がありません。
ドコモ回線と格安SIMを併用したい人は、DSDS/DSDVのスマホを検討してみましょう。
まとめ
ドコモとMVNOを併用している場合に、d払いへログインできない原因と対処法をまとめました。
ドコモ回線と紐づいたdアカウントでd払いを使う場合は、ログイン時にドコモ回線が必須です。
ログインするときだけ、ドコモのSIMでデータ通信を利用して下さい。
DSDS/DSDV対応スマホなら、2枚のSIMカードを同時に使えます。
SIMカードを入れ替える必要がないので、ドコモと格安SIMを併用するなら活用してみましょう。