「PayPay」にはドコモのクレジットカード「dカード」を登録できます。
dカードを登録すれば、PayPayを利用してdポイントを貯めることが可能です。
ただし、PayPayはPayPayカードとの連携を推奨しているため、dカードを登録する際はいくつか注意点があります。
本記事ではPayPayにdカードを登録するメリット・デメリットと登録する手順を詳しく解説します。
なお、本記事はdカードメインの内容ですがdカード GOLDに置き換えても全く同じです。
追記:2025年1月以降はdカードを使えなくなる
これまではdカードをPayPayに登録して使えました。
しかし、2025年1月以降はPayPayカード/PayPayカード ゴールド以外のクレジットカードをPayPayに登録できなくなります。
当初は2023年8月からの予定でしたが、2025年1月以降に延期されました。
「PayPay」を利用したお支払いの際に、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを利用した決済ができなくなる期日を2023年8月1日から2025年1月に見直します。あわせて、新規登録の停止日も見直します。
引用元:PayPay
延期されたとはいえ、いずれPayPayカード/PayPayカード ゴールド以外のカードが使えなくなる点は変わりません。
PayPayでクレジットカードを利用したい場合はPayPayカードかPayPayカード ゴールドの利用を検討してください。
dカードはPayPayに登録できる
大前提として、dカードはPayPayに登録できます。
PayPayはPayPayカードとセットで使うイメージが強いですよね。
しかし、PayPayにはPayPayカード以外のカードも登録できます。
dカードはVISAまたはMastercardブランドのカードです。
どちらの国際ブランドを選んでも、ちゃんとPayPayに登録できます。
dカードをPayPayに登録するメリット
dカードをPayPayに登録すると、以下のようなメリットがあります。
PayPay加盟店でdポイントが貯まる
PayPayにdカードを登録して支払うとdポイントが貯まります。
実際に筆者がPayPayでdカードを利用したときの明細です。
PayPayでクレジットカード払いをすると、登録したカードに直接請求が行きます。
普通にクレジットカード払いした時とほぼ同じですね。
dカードを利用すると、利用金額の1%だけdポイントが還元されます。
PayPayとdカードを組み合わせることで、PayPayしか使えないお店でもdポイントが貯めることが可能なわけです。
チャージが不要になる
PayPayにdカードを登録すると事前のチャージが不要です。
毎回チャージする手間が省けますし、残高不足で支払いに失敗することもありません。
PayPayはオートチャージに対応しており、残高が不足すると銀行口座から自動的にチャージしてくれます。
便利な機能ですが、こちらも口座の残高が足りないとチャージに失敗します。
クレジットカード払いなら、そのような心配もありません。
dカードをPayPayに登録するデメリット・注意点
PayPayにdカードを登録する際には以下のようなデメリット・注意点もあります。
PayPayポイントは還元されない
dカードでPayPayの料金を支払うとPayPayポイントは還元されません。
PayPayポイントが還元されるのは原則PayPay残高で支払った場合のみです。
dカードで支払う場合、PayPayポイントは一切還元されません。
PayPay残高のチャージはできない
dカードではPayPay残高をチャージできません。
PayPay残高をチャージできるクレジットカードはPayPayカードのみです。
PayPay残高にチャージできるクレジットカードは、本人認証サービス(3Dセキュア)を登録済みのPayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)のみです。
引用元:PayPay
dカードを登録しても、残高チャージはできません。
残高をチャージしたい場合はPayPayカードを作りましょう。
本人認証しないと限度額が低い
PayPayにdカード(クレジットカード)を登録する際は本人認証しないと限度額が低めです。
認証状況 | 限度額(24時間) | 限度額(30日) |
---|---|---|
本人認証していない | 5,000円 | 5,000円 |
本人認証済み | 20,000円 | 50,000円 |
本人認証済み+青バッジ | 250,000円 | 250,000円 |
本人認証なしだと30日で5,000円しか使えません。
さすがに少なすぎますね。
本人認証すれば30日で50,000円まで増えます。
手続きは簡単なので、PayPayでdカードを使うなら必ず本人認証してください。
ちなみに、青いバッジは本人認証して条件を満たすとつくようです。
詳しい条件は公開されていません。
キャンペーンの対象外になることが多い
PayPayが実施するキャンペーンの多くはPayPay残高払いかPayPayカードで支払った場合のみ対象です。
dカードで支払うと、PayPayのキャンペーンはまず適用されません。
少し面倒ですが、キャンペーン内容によっては残高払いを併用しましょう。
dカードをPayPayに登録すべき人/そうでない人
dカードをPayPayで利用する場合、どちらかというとデメリットが目立ちます。
基本的にはPayPayにdカードを登録すべきではありません。
ただ、人によってはPayPay+dカードの組み合わせで十分です。
PayPayがサブならdカードでOK
「d払いやiDがメインで、PayPayはあくまでもサブ」という人はdカードでOKです。
実際、筆者もiDやd払いがメインでPayPayはサブで使っています。
PayPayの利用頻度が低い人は、わざわざPayPayカードを作る必要はありません。
むしろdカードを利用してdポイントを貯めるほうが良いですね。
PayPayメインならPayPayカード
一方、PayPayをメインのスマホ決済として使うならdカードではなくPayPayカードがおすすめです。
PayPayカードならPayPayポイントがどんどん貯まりますし、PayPay残高もチャージできます。
dカードと同じく年会費も無料です。
PayPayをメインで使うなら、これを機にPayPayカードも作ってしまいましょう。
PayPayカードはPayPayアプリまたはWeb(スマホのみ)から申し込みが可能です。
PayPayにdカードを登録する方法
最後に、PayPayにdカードを登録する方法について解説します。
といっても、PayPayへの登録方法はとっても簡単です。
- STEP 1
トップ画面右下の[アカウント]をタップします。
- STEP 2
[支払い方法の管理]をタップしてください。
- STEP 3
[クレジットカードを追加]をタップします。
- STEP 4
dカードの表面をカメラでスキャンしてください。
- STEP 5
カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力し[追加する]をタップします。
dカードの登録が終わったら、限度額を上げるために本人認証もしましょう。
こちらも数ステップで終わります。
本人認証するには事前にdカードで本人認証サービス「3Dセキュア」の設定が必要です。
PayPayに登録する前に以下のページから3Dセキュアを設定しておいてください。
まとめ
以上、PayPayでdカードを使うメリット・デメリットについて解説しました。
PayPayをメインで使うならクレジットカードはPayPayカードが無難です。
しかし、「PayPayはあくまでもサブで、メインはd払いやiD」という人ならdカードをPayPayに登録して使うのも良いでしょう。
PayPayポイントの還元は受けられませんが、dポイントが貯まりますし、チャージも不要になります。
登録はとっても簡単なので、ぜひdカードをPayPayに登録してみましょう。
「普段はd払いがメインで、たまにPayPayを使う」という人はdカードを登録して使いましょう。