(画像はどちらもAmazonより)
6月15日にHUAWEI P20シリーズとZenFone 5Zが発売。
これにより、最新のP20シリーズとZenFone 5シリーズが出そろいました。
僕もそうでしたが、どっちのシリーズのスマホを買うか悩んでいる人、多いのではないでしょうか(;^_^A
とくにZenFone 5/5ZとHUAWEI P20はいずれもスペックが高くカメラも優れているので悩みどころ。
そこで今回はZenFone 5/5ZとHUAWEI P20を比較し、どちらの端末がおすすめかを考えてみました。
ZenFone 5とP20を比較!
まずはスタンダードモデルである「ZenFone 5」と「P20」を比較してみます。
スペック比較
ZenFone 5とP20のスペックをまとめてみました。
ZenFone 5 | HUAWEI P20 | |
カラー | スペースシルバー シャイニーブラック | ブラック ミッドナイトブルー ピンクゴールド |
---|---|---|
サイズ | 幅約75.6mm×高さ約153mm 厚さ約7.7mm | 幅約70.8mm×高さ約149.1mm 厚さ約7.65mm |
重さ | 約165g | 約165g |
ディスプレイ | 6.2インチ, FHD+ (2,246×1,080) | 約5.8インチ, FHD+ (2,244×1,080) |
OS | Android 8.0 | Android 8.1 |
CPU | Snapdragon 636 オクタコア (1.8GHz) | HUAWEI Kirin970 オクタコア (2.36GHz+1.8GHz) |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 128GB (microSD利用不可) |
カメラ | アウト:1200万画素 +800万画素 イン:800万画素 | アウト:1200万画素 +2000万画素 イン:2400万画素 |
バッテリー | 3,300mAh | 3,400mAh |
対応バンド | FDD-LTE: B1/2/3/5/ 7/8/18/19/28 TD-LTE: B38/39/41 W-CDMA: B1/2/3/5/6/8/19 GSM/EDGE: 850/900/1,800/1,900MHz | FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/ 18/19/20/26/28/32 TD-LTE: B34/38/39/40/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 TD-SCDMA: B34/39 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
SIMサイズ | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
DSDS | 〇(DSDV) | 〇(DSDV) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
防水・防塵 | × | △(IP53) |
おサイフケータイ | × | × |
ワンセグ | × | × |
基本的なスペックはHUAWEI P20に軍配です。
CPUにハイスペックモデル向けのKirin 970を搭載しており、Snapdragon 636を搭載したZenFone 5より処理速度が速いです。
メモリはZenFone 5のほうが6GBと2GB多いですが、CPUの差が大きいです。
3Dゲームをプレイするなどスペックを重視するならP20のほうが良いでしょう。
ストレージもP20は128GBとZenFone 5の倍です。
一応、P20はmicroSDカードが使えないので容量を増やせないというデメリットがあります。
大きなデメリットですが、ZenFone 5も売りの1つであるDSDVを利用するとmicroSDカードが使えなくなります。
したがって、もともとの容量が多いP20のほうが有利です。
その他差があるのはカラーリングでしょうか。
ZenFone 5はシルバーとブラック、どちらもスタイリッシュでカッコいい印象を受けます。
一方のP20はブラック、ミッドナイトブルー、ピンクゴールドの3種類でカラフルでおしゃれな印象です。
とくにピンクゴールドはグラデーションがかかっており、とってもきれい!
一見の価値ありです。
カメラはHUAWEI P20のほうが優れている
ZenFone 5、HUAWEI P20ともにカメラを売りにしていますが、この2つならP20のほうが優れています。
ZenFone 5のカメラも悪くはありません。
しかし、実際に使ってみると夜間など暗い場所での撮影にはやはり弱いです。
一方のP20は暗い場所に強く、夜景などもかなり鮮明で美しく撮影できます。
したがって、カメラを重視するならP20を購入したほうが良いでしょう。
ちなみにZenFone 5の作例についてはこちらの記事に掲載しています。
P20はまだ購入出来ていません(;^_^A
いずれ購入してちゃんとしたレビューをしたいと思います。
au系格安SIMを使うならZenFone 5一択
もしau系の格安SIMで使うなら、ZenFone 5一択です。
HUAWEI P20はau VoLTEに対応していないので、au系の格安SIMで電話ができません。
データ通信はバンドがいくつか対応しているので使えるとは思いますが、電波のつかみが悪い可能性があります。
そもそも公式サイトにも、
本端末はKDDIの移動体通信網を利用した通信サービスには対応しておりません。
と記述されていますし、P20ではau系の格安SIMは使えないと思っておいたほうが無難です。
一方、ZenFone 5はau VoLTEにしっかり対応しています。
というより、国内3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のVoLTEに対応しています。
これって結構珍しいです。
加えてDSDVに対応しているので、ドコモVoLTE+au VoLTEやauVoLTE+auVoLTEといったさまざまな組み合わせが可能。
P20もDSDV対応していますが、VoLTEはソフトバンク網だけなのでほとんど活かせません。
昨年発売のMate 10 Proもau VoLTEアップデート予定といいながら結局現在も対応せず、せっかくのDSDVが宝の持ち腐れ。
au VoLTEへの対応はASUSのほうが優秀です。
ここはHUAWEIに頑張ってほしいところ。
ZenFone 5ZとP20を比較!
おまけにZenFone 5ZとP20も比較してみます。
本来なら5ZはP20 Proと比べるべきですが、P20 Proはドコモ専売ですし。
あとP20もスペック的にはハイエンドクラスなので、5Zと比べても問題ないという判断です。
スペック比較
ZenFone 5ZとHUAWEI P20のスペックをまとめました。
ZenFone 5Z | HUAWEI P20 | |
カラー | スペースシルバー シャイニーブラック | ブラック ミッドナイトブルー ピンクゴールド |
---|---|---|
サイズ | 幅約75.6mm×高さ約153mm 厚さ約7.7mm | 幅約70.8mm×高さ約149.1mm 厚さ約7.65mm |
重さ | 約165g | 約165g |
ディスプレイ | 6.2インチ, FHD+ (2,246×1,080) | 約5.8インチ, FHD+ (2,244×1,080) |
OS | Android 8.0 | Android 8.1 |
CPU | Snapdragon 845 オクタコア (2.8GHz) | HUAWEI Kirin970 オクタコア (2.4GHz+1.8GHz) |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 128GB (microSD利用不可) |
カメラ | アウト:1200万画素 +800万画素 イン:800万画素 | アウト:1200万画素 +2000万画素 イン:2400万画素 |
バッテリー | 3,300mAh | 3,400mAh |
対応バンド | FDD-LTE: B1/2/3/5/ 7/8/18/19/28 TD-LTE: B38/39/41 W-CDMA: B1/2/3/5/6/8/19 GSM/EDGE: 850/900/1,800/1,900MHz | FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/ 18/19/20/26/28/32 TD-LTE: B34/38/39/40/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 TD-SCDMA: B34/39 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
SIMサイズ | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
DSDS | 〇(DSDV) | 〇(DSDV) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
防水・防塵 | × | △(IP53) |
おサイフケータイ | × | × |
ワンセグ | × | × |
ZenFone 5Zは本体デザイン、サイズ、メモリ容量、カメラ性能などはZenFone 5と共通です。
大きく異なるのはCPUとストレージです。
CPUはQualcommの最新ハイエンドモデル「Snapdragon 845」を搭載しており、処理速度が大幅に向上しています。
P20のKirin 970も素晴らしいCPUですが、スナドラ845はそれ以上の性能で各種ベンチマークでも上回っています。
メモリもZenFone 5と同様6GBと大容量で、P20の4GBより多いです。
ストレージはZenFone 5の2倍となる128GBを搭載。
P20と同じですね。
DSDVを使わない場合は最大2TBのmicroSDカードが使えることを考えるとP20以上と言えます。
これだけのスペックで価格はP20とほぼ同じ76,780円です。
ゲーム目的で純粋にスペックを求めるならP20よりZenFone 5Zのほうがおすすめです。
カメラは5と同じなのでP20には劣る
スペックで勝るZenFone 5Zですが、カメラについてはZenFone 5と全く同じです。
したがって、カメラを重視するならやはりHUAWEI P20でしょう。
何度も言いますが、ZenFone 5/5Zのカメラも悪くないんですけどね。
カメラはHUAWEIがすごすぎる、って感じです。
結局、どれがおすすめなのか?
ZenFone 5/5ZとHUAWEI P20を簡単に比較してみました。
その結果を踏まえると、ZenFone 5と5Z、HUAWEI P20はそれぞれ以下のような人におすすめです。
カメラを重視するならP20
カメラにこだわるならやはりHUAWEI P20でしょう。
トリプルレンズのP20 Proが化け物すぎますが、P20のカメラも十分素晴らしいです。
Leicaレンズは他社よりも鮮やかな写真が撮れるし、AIによる補助も優れモノ。
なにより夜景がきれいに撮れるのがいいですね。
昼間の写真ならZenFone 5も負けていないと思いますが、暗所ではやはりP20に分があります。
ただZenFone 5のカメラも決して悪くはないですよ。
au VoLTE/DSDVを使いたいならZenFone 5/5Z
au VoLTEおよびDSDVを使いたいならZenFone 5/5Z一択です。
DSDVはP20も対応していますが、ソフトバンクのVoLTEしか対応していません。
ZenFone 5/5Zはともに3キャリアのVoLTEに対応。
キャリアを気にすることなく、柔軟な組み合わせでDSDVが使えます。
ZenFone 5とZenFone 5Zのどちらが良いかはコスパとスペック、どちらを重視するによります。
コスパ重視ならZenFone 5
そこまでスペックは求めず、コスパを重視するならZenFone 5がおすすめ。
価格は57,000円前後と決して格安というわけではありませんが、
- 18:9の縦長ディスプレイ
- Snapdragon 636と6GBメモリ搭載
- AI対応の高性能デュアルレンズカメラ
- au VoLTE&DSDV対応
という特徴を持っていることを考えるとむしろコスパは悪くないです。
カメラは暗所でP20にこそ劣りますが、この価格のスマホとしてはトップクラス。
スペックも普通に使う分には全く問題なし。
スペック重視ならZenFone 5Z
3Dゲームなどをがんがんプレイしたい人やベンチマークソフトの高いスコアを見るのが好きなスペック厨な人はZenFone 5Zがおすすめ。
Snapdragon 845の力はすさまじく、Antutuで270,000前後というかなり高いスコアがでます。
正直スナドラ636でもたいていの3Dゲームができますが、よりスペックにこだわるならZenFone 5Zにするほうが良いですね。
価格も76,780円とスナドラ845搭載機としては破格の安さ。
まとめ
ZenFone 5/5ZとHUAWEI P20を比較したところ、
- カメラを重視→P20
- au VoLTE&DSDVが必要でスペック重視→ZenFone 5Z
- au VoLTE&DSDVが必要でコスパ重視→ZenFone 5
といった感じにおすすめできるという結果になりました。
最終的には見た目の好みや予算もあるとは思いますが、参考の1つにしていただければと思います。
ではでは~。