先日のソフトバンクの通信障害は驚きましたね。
今朝も報道番組で取り上げられていましたし。
多くの人が影響を受けた通信障害ですが、本家だけでなくソフトバンク回線の格安SIMも通信障害のあおりをもろに受けました。
ソフトバンク回線の格安SIMを契約していた筆者も当然影響を…と言いたいところですが、そこまで困った事態にはなりませんでした。
というのも、格安SIMを複数契約していたので、ソフトバンク回線に障害が起きても他でカバーすることができたためです。
通信障害の対策としては、格安SIMの複数契約は本当におすすめですよ。
格安SIMは「サブ回線」「2回線持ち」におすすめ

格安SIMはその名の通り月額料金が安いです。
とくに電話機能がない「データ通信専用SIM」なら安いものだと月300円ほどで使えます。
しかも契約期間の縛りもないので気軽に契約・解約ができます。
そのため、今回のような通信障害に備えて「サブ回線」として保持しておくのにピッタリなわけです。
回線が異なる格安SIMで障害に備える
格安SIMで障害に備える際は回線が異なるサービスを選びましょう。
例えばメインはドコモ回線、サブはau回線といった感じですね。
回線が異なれば、片方で障害が起きても別の回線でカバーできます。
筆者も複数回線を契約しているので、2018年のソフトバンクの障害や2022年に起きたauの障害もとくに困ることはありませんでした。
当然ですが、メインとサブで同じ回線を選ぶと意味はありません。
例えば2つともソフトバンク回線の格安SIMにすると、ソフトバンクで障害が起きると両方が使えるなくなります。
- メインがドコモ回線→サブはau回線かソフトバンク回線
- メインがau回線→サブはドコモ回線かソフトバンク回線
といったように違うものを契約しましょう。
2回線契約しても月額料金は安い
いくら安い格安SIMでも、2回線契約したら高くなるんじゃない?と思うかもしれません。
でも、格安SIMなら2回線契約しても月額料金は安いですよ。
例えば筆者はIIJmio(au回線)とOCNモバイルONE(ドコモ回線)を契約していますが、
- IIJmio(2GB):850円
- OCNモバイルONE(500MB):550円
なので、2回線の合計1,400円で利用できています。
普通に安いですよね。
もちろん「大手キャリアをメインで利用し格安SIMをサブで保有する」のも良いでしょう。
サブ契約におすすめの格安SIM
ここでは回線別にサブ回線として使うのにおすすめの格安SIMを紹介します。
あくまでも、万が一に備えてデータSIMを「サブ目的」で契約し、普段はあまり使わないことを前提として紹介しています。
ドコモ回線
まずはドコモ回線。
ドコモ回線は数が多すぎて全ては載せきれませんが、主要なものをピックアップしてみました。
- BIGLOBEモバイル (タイプD)
- ピカラモバイル(Dプラン)
- IIJmio(タイプD)
- LIBMO
- LINEモバイル(ドコモ回線)
- LinksMate
- nuroモバイル(ドコモ回線)
- OCNモバイルONE
- イオンモバイル(ドコモ回線)
- エキサイトモバイル
- ロケットモバイル(Dプラン)
- 日本通信SIM
- 楽天モバイル(ドコモ回線)
- 0 SIM
価格の安さを重視するなら日本通信SIM、ロケットモバイル、LinksMateがおすすめです。
日本通信SIMは音声通話ありの1GBプランを月額290円で使えます。
音声通話ありで最安を目指すならおすすめです。

データ通信のみで良いならLinksMateも安く済みます。
2021年3月からは料金が値下げされ、最安の100MBなら月165円で維持可能です。
安さ重視ならロケットモバイルも良いですね。
低速のみの「神プラン」は月額327円で利用できます。
LINEのトークやSNSなどは利用できるので、コストを抑えつつ最低限の連絡手段を確保可能です。
au回線
続いてはau回線の格安SIMです。
最近では種類が大幅に増えており、選択肢がたくさんでてきました。
- BIGLOBEモバイル(タイプA)
- ピカラモバイル(Aプラン)
- IIJmio(タイプA)
- LINEモバイル(au回線)
- mineo(Aプラン)
- QTモバイル(Aタイプ)
- UQモバイル
- イオンモバイル(au回線プラン)
- ロケットモバイル(プランA)
- 楽天モバイル(au回線プラン)
安さを重視するならロケットモバイルですね。
低速のみですが、ドコモ回線と同じく327円で維持できます。
使い勝手重視ならIIJmioもおすすめです。
音声通話SIMは月額850円から、データSIMは月額740円から使えます。
ソフトバンク回線
最後にソフトバンク回線です。
- b-mobile S
- LINEモバイル(ソフトバンク回線)
- mineo(Sプラン)
- NUROモバイル(ソフトバンク回線)
- QTモバイル(Sタイプ)
- U-mobile S
- ロケットモバイル(プランS)
安さを重視するならやはりロケットモバイルですね。
月額料金は438円とドコモ/au回線より少し高いですが、安いことに変わりはありません。
もっと安くしたいならb-mobile Sの「190PadSIM」も良いでしょう。
データ通信量が100MB以下なら月209円で維持できます。
音声通話機能ありならNUROモバイルが最安ですね。
ドコモやauに比べるとやや高くなりますが、月額792円で3GBのデータ通信+音声通話を利用できます。
IP電話があるとなお安心
より緊急事態に備えるなら「IP電話」を用意しておくと良いですね。
IP電話は簡単に言うとインターネット回線を利用する電話のことです。
通話品質は良くないので重要な電話には向きませんが、
- データ通信専用SIMでも携帯や固定電話にかけられる
- 通話料が安い
- 月額基本料が無料のサービスもある
という特徴を持っており、もしもの時の備えにはなるかもしれません。
とくに大きいのがデータSIMでも携帯や固定電話と通話ができるようになる点です。
メイン回線で通信障害が発生し、データSIMを使うことになっても電話ができるようになるので非常事態にはありがたいです。
IP電話はいくつかありますが、「FUSION IP-Phone SMART」は初期費用も月額料金もかかりません。
電話をかけなければ無料なので、緊急時に備えて導入しておくにはもってこいですね。
あとはmineoだと「LaLa Call」というIP電話が実質月額無料で使えるので、mineoユーザーはこちらも入れておくと良いでしょう。
ただし、IP電話は110番や119番といった一部の電話番号にはかけられないので注意してください。
番外編:0円で使えるpovo2.0もあり
とにかくコストをかけずにサブ回線を保有するならpovo2.0もありですね。
- 月額0円で保有できる
- 音声通話機能あり
- eSIM対応
- トッピングでデータ通信量を追加できる
低速(128kbps)のみですが、なんと月額0円で利用できます。
半年に1度は有料課金が必要なので完全無料とはいきませんが、コストはほとんどかかりません。
しかも音声通話機能ありです。
eSIMにも対応しているので、iPhoneでももちろん使えます。
トッピングでデータ通信量を追加できるので、いざという時はデータ通信も快適です。
まとめ
以上、サブ回線におすすめの格安SIMを紹介しました。
通信障害対策とまではいかなくても、メイン回線でデータ通信量を使い切った際の保険にもなりますね。
最近はドコモ回線以外の格安SIMも増えているので、キャリアの違うサブ回線を持ちやすくなっています。
ぜひ、検討してみてください。