先日のソフトバンクの通信障害は驚きましたね。
今朝も報道番組で取り上げられていましたし。
多くの人が影響を受けた通信障害ですが、本家だけでなくソフトバンク回線の格安SIMも通信障害のあおりをもろに受けました。
ソフトバンク回線の格安SIMを契約した僕も、当然影響を…..と言いたいところですが、そこまで困った事態にはなりませんでした。
というのも、格安SIMを複数契約していたので、ソフトバンク回線に障害が起きても他でカバーすることができたためです。
通信障害の対策としては、格安SIMの複数契約は本当におすすめですよ。
だからって僕みたいに5つも6つもしなくていいけどね。
格安SIMは2回線持ちがおすすめ
格安SIMはその名の通り月額料金が安いです。
とくに電話機能がない「データ通信専用SIM」なら安いものだと月300円ほどで使えます。
しかも契約期間の縛りもないので気軽に契約・解約ができます。
そのため、今回のような通信障害に備えて「サブ回線」として保持しておくのにピッタリなわけです。
例えば僕はメインのスマホ「ZenFone 5」で
- BIGLOBEモバイル(ドコモ回線)
- LINEモバイル(ソフトバンク回線)
の2つを運用しています。
今回の障害でソフトバンク回線を使うLINEモバイルも通信ができなくなりました。
しかし、もう1つドコモ回線のBIGLOBEモバイルがあったので、とくに困ることはありませんでした。
メイン回線とは違うキャリア回線の格安SIMをサブで持っておくと、もしメイン回線で通信障害が発生しても最低限の通信手段を確保できます。
当然ですが、メイン回線とは提供元のキャリアが違うものをサブにしてください。
例えば2つともソフトバンク回線の格安SIMだと、今回のような障害が発生すると両方使えなくなりますからね。
- メインがドコモ回線→サブはau回線かソフトバンク回線
- メインがau回線→サブはドコモ回線かソフトバンク回線
といったように違うものを契約しましょう。
2回線契約しても月額料金は安い
いくら安い格安SIMでも、2回線契約したら高くなるんじゃない?と思うかもしれません。
でも、格安SIMなら2回線契約しても月額料金は安いですよ。
例えば僕の場合、
- BIGLOBEモバイル3GB:1,760円
- LINEモバイル1GB:550円
なので、2回線の合計2,310円で利用できています。
普通に安いですよね。
あまりデータ通信を使わないならもっと安くできます。
例えば
- メイン:BIGLOBEモバイル1GBの音声通話SIM
- サブ:イオンモバイル1GBのデータSIM
とすると、1,078円+528円=1,606円で利用できます。
2回線でも2,000円以下ですね。
利用できる容量は合わせて2GBですが、この価格で2回線契約できるのはかなり安いです。
【キャリア別】サブ契約におすすめの格安SIM
ここではキャリア別に格安SIMをざっと並べ、その中から「サブ契約におすすめのもの」を考えてみます。
あくまでも、万が一に備えてデータSIMを「サブ目的」で契約し、普段はあまり使わないことを前提として紹介しています。
この前提から行くと、
- データ通信量は少なめでいい(1GB~3GB)
- 月額料金はなるべく安く(500円前後)
- 通信速度はそこそこ(使い物にならないのはNG)
といった条件を満たすものがサブ契約に向きそうですね。
ドコモ回線
まずはドコモ回線。
ドコモ回線は数が多すぎてすべては載せきれませんが、主要なものをピックアップしてみました。
- BIGLOBEモバイル (タイプD)
- FiiMo(Dプラン)
- IIJmio(タイプD)
- LIBMO
- LINEモバイル(ドコモ回線)
- LinksMate
- nuroモバイル(ドコモ回線)
- OCNモバイルONE
- イオンモバイル(ドコモ回線)
- エキサイトモバイル
- ロケットモバイル(Dプラン)
- 楽天モバイル(ドコモ回線)
- 0 SIM
価格の安さを重視するならイオンモバイル、ロケットモバイル、LinksMateがおすすめ。
いずれも1GBのプランを500円前後で使えます。
通信速度重視ならLinksMateがおすすめです。
僕が使ってきたドコモ回線の中ではもっとも速く安定していました。
2021年3月からは料金が値下げされ、1GBなら385円で利用可能です。
とにかく安く使いたいならロケットモバイルも良いですね。
低速のみの「神プラン」は月額327円で利用できます。
LINEのトークやSNSなどは利用できるので、コストを抑えつつ最低限の連絡手段を確保可能です。
au回線
続いてはau回線の格安SIMです。
最近では種類が大幅に増えており、選択肢がたくさんでてきました。
- BIGLOBEモバイル(タイプA)
- FiiMo(Aプラン)
- IIJmio(タイプA)
- LINEモバイル(au回線)
- mineo(Aプラン)
- QTモバイル(Aタイプ)
- UQモバイル
- イオンモバイル(au回線プラン)
- ロケットモバイル(プランA)
- 楽天モバイル(au回線プラン)
通信速度を重視するならダントツでUQモバイルでしょう。
他とは比較にならないです。
ただUQモバイルのデータSIMは3GBで、月額料金も1,078円とサブ回線としてはちょい高め。
安さを重視するならロケットモバイルですね。
低速のみですが、ドコモ回線と同じく327円で維持できます。
独自のコミュニティで情報収集ができるmineoなんかも面白いです。
1GB880円と価格はそこまで安くないですが、使い勝手に優れます。
ソフトバンク回線
最後にソフトバンク回線です。
- b-mobile
- LINEモバイル(ソフトバンク回線)
- mineo(Sプラン)
- nuroモバイル(ソフトバンク回線)
- QTモバイル(Sタイプ)
- U-mobile S
- ロケットモバイル(プランS)
安さを重視するならやはりロケットモバイルですね。
月額料金は437円とドコモ/au回線より少し高いですが、安いことに変わりはありません。
もっと安くしたいならb-mobile Sの「190PadSIM」も良いでしょう。
データ通信量が100MB以下なら月209円で維持できます。
それ以外ならmineoでしょうか。
以前までmineoのソフトバンク回線は月額料金が割高でしたが、現在はドコモ回線・au回線と同じ料金で使えます。
IP電話があるとなお安心
より緊急事態に備えるなら「IP電話」を用意しておくと良いですね。
IP電話は簡単に言うとインターネット回線を利用する電話のことです。
通話品質は良くないので重要な電話には向きませんが、
- データ通信専用SIMでも携帯や固定電話にかけられる
- 通話料がかなり安い
- 月額基本料が無料のサービスもある
という特徴を持っており、もしもの時の備えにはなるかもしれません。
とくに大きいのがデータSIMでも携帯や固定電話と通話ができるようになる点です。
メイン回線で通信障害が発生し、データSIMを使うことになっても電話ができるようになるので非常事態にはありがたいです。
IP電話はいくつかありますが、「FUSION IP-Phone SMART」は初期費用も月額料金も無料なので、緊急時に備えて導入しておくにはもってこいですね。
あとはmineoだと「LaLa Call」というIP電話が実質月額無料で使えるので、mineoユーザーはこちらも入れておくと良いでしょう。
ただし、IP電話は110番や119番といった一部の電話番号にはかけられない点には気を付けましょう。
番外編:0円で使える楽天モバイルもあり
とにかくコストをかけずにサブ回線を保有するなら楽天モバイルもありですね。
月間のデータ通信量が1GB以下ならなんと完全無料で利用できます。
しかも電話がかけ放題です。
対応エリアが狭いのが難点ですが、0円で保有できるので契約しておいて損はないと思います。
初期費用も違約金もかからないので、会わなければすぐに解約してOKです。
まとめ
以上、サブ回線におすすめの格安SIMを紹介しました。
通信障害対策とまではいかなくても、メイン回線でデータ通信量を使い切った際の保険にもなりますね。
最近はドコモ回線以外の格安SIMも増えているので、キャリアの違うサブ回線を持ちやすくなっています。
ぜひ、検討してみてください。