「ASUS Transbook mini T102HA」はASUSから発売されているコンパクトな2in1パソコンです。
価格は税込み50,000円ほどとお手頃ですが、専用のキーボードケースとスタイラスペンが付属しています。
スペックはそこまで高くありません。
それでもブラウジングやメール、オフィスソフトなど軽い用途なら結構快適にこなせます。
今回はそんなASUS Transbook mini T102HA-8350Wのレビューです。
迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
安っぽさを感じないおしゃれな外観
まずは開封しながら外観を見ていきましょう。
箱はこんな感じ。
今回購入したカラーはホワイト+グリーンなのですが、なぜか箱はオレンジになっています。
最初見たとき間違えたのかと思いましたが、ちゃんとグリーンでした。
開封するとキーボードドックのきれいなライムグリーンが見えます。
取り出してみました。
本体はマット仕様のホワイトで高級感があります。
2in1タブレットとしてはキーボード込みでも軽いと感じました。
付属品は以下の通りです。
- 説明書
- ACアダプター
- USBケーブル
- 専用スタイラスペン「ASUS Pen」
スタイラスペンは別売りであることが多いですが、本機は専用のものが付属しています。
税込み約5万円でペンが付いているのはお買い得ですね。
キーボードの表面は真っ白です。
使用感などについては後述します。
本機は背面にスタンドがついているので別途スタンドやケースを買わなくても立てかけられます。
こう見るとマイクロソフトのSurfaceっぽいですね。
スタンドは無段階調節で、自由に角度を変えられます。
ASUS Transbook mini T102HAのスペック
ASUS Transbook mini T102HAのスペックは以下の通り。
ASUS Transbook mini T102HAのスペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
CPU | インテル Atom x5-Z8350 プロセッサー |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、1280×800(タッチ対応) |
グラフィック | インテル HD グラフィックス |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
インターフェース | USB 3.0×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1、microHDMI (タイプD)×1、microUSB×1 |
実質ストレージ容量は42GBくらい
ストレージ容量はeMMCの64GBですが、システム容量などを考慮すると実質42GB前後です。
なので大容量のファイルやたくさんの写真・音楽などを保存するのには向きません。
シルバーのタイプはストレージ容量が128GBのモデルもあるようなので、容量を重視する場合はそちらがおすすめです。
また、SDカードをVHD化すれば容量不足を解消できます。
VHDに関してはこちらの記事を参考にしてください。
Webサイト閲覧やオフィスなら概ね快適
ASUS Transbook mini T102HAのスペックは決して高くはありません。
「本機1台でなんでもこなす」というのは厳しめです。
ですが、以下のような一般的な用途であれば比較的快適です。
- ブラウジング
- メール
- オフィスソフトの使用
- YouTubeなどの動画サイトの閲覧
サブ用途や持ち運び用としては十分ですね。
いくつかアプリを試してみました。
まずは無料のオフィスソフト「OpenOffice」からです。
起動まで3~4秒ほどかかりますが、起動した後は問題なくサクサク動きます。
続いてブラウザゲーム「艦これ」をやってみました。
なぜか図鑑の読み込みだけ遅いですが戦闘とかは全く問題ないです。
Windows版をタッチ操作できるのはかなり快適ですね。
YouTubeで動画を視聴してみました。
1080pの動画を全画面で見ても問題ありませんでした。
発色がいいので解像度の割にはきれいに映ります。
Microsoftのoffice 365 soloを購入し、Microsoft Office 2016をインストールしてみました。
WordやExcelも結構快適です。
ただ、同時にたくさんのファイルを開いたり、アプリを複数起動していると少し重くなります。
バッテリー持ちはいい感じ
公式のバッテリー持ちは約12時間ですが、筆者の環境ではフル充電で11時間くらいです。
朝から夜まで使っても50%以上残っています。
筆者はディスプレイの明るさを一番暗くしていますが、もう1~2段階明るくしても10時間くらいは持つでしょう。
バッテリー持ちは問題ありませんね。
キーボードとASUS Pen
本機の魅力の1つが、低価格でありながらキーボードとスタイラスペンが付属していることです。
別途購入しなくて済むのは楽ですが、使い勝手が気になりますね。
ここからはキーボードとASUS Penの使い勝手について見ていましょう。
キーボードは小さいがそこそこ打ちやすい
こちらがキーボードのアップ画像です。
小さい中にぎっしりとキーが詰まっています。
ちょっと見づらいかもしれませんが、ctrlとshiftが左右両方にあります。
個人的にはこれがうれしかったですね。
小さいキーボードですが、打ち心地は悪くありません。
ただ音はペチペチと安っぽいです。
ここは価格なりと言えます。
右シフトが小さいため、よく「↑」や「→」と押し間違えます。
コンパクトなキーボードなので、こればっかりはしょうがないですね。
いずれ使っていくと慣れると思います。
なぜか反応しない時がある(BIOS更新で改善)
このキーボードで1つ困ったのが、たまに反応しなくなることです。
取り外して再装着したり、装着したまま本体を再起動すると本体がキーボードを認識しないときがありました。
何度か装着・脱着を繰り返すと認識してくれましたが、すごく面倒くさいですね。
まさか初期不良か?と思ったのですが、BIOSを最新のものに更新してからはこの現象は起きなくなりました。
本機を購入したら、とりあえず最新のBIOSに更新することをおすすめします。
ASUS Penもメモや簡単なスケッチには〇
続いては専用ペン「ASUS Pen」です。
結構ずっしりとしたメタリックなペンです。
かっこいい。
正直スタイラスペン自体初めてなので他と比べてどうなのかは分かりません。
とりあえず手書き入力をしてみるととてもスムーズに書けて驚きました。
ちょっとしたメモや、趣味程度に絵を描くくらいのことはできるのではないでしょうか。
フリーのペイントソフト「 MediBang Paint Pro」を使って絵を描いてみました。
絵心が全くない初心者なのでたいした絵は描けませんが、結構楽しいですね。
お絵かきの入門にはいいのかもしれません。
まとめ
以上、ASUS Transbook mini T102HAのレビューでした。
ハッキリ言ってスペックは低めです。
しかし、税込み約50,000円という価格でキーボードとペン付帯しており、コスパは悪くありません。
サブ用途や外出用に軽いパソコンが欲しい人にピッタリですね。