2019年11月にスタートしたOCNモバイルONEの新コースでは、低速通信を使いすぎるとさらに制限がかかるようになりました。
通常の低速通信の速度は最大200kbpsです。
では、低速を使いすぎて制限されると具体的にどれくらい遅くなるのでしょうか?
実際に制限にかかって検証してみました。
新コースは低速を使いすぎるとさらに遅くなる
OCNモバイルONEの新コースでは、低速通信を使いすぎるとさらに制限されます。
通常、データ通信量を使い切ったり速度を低速通信に切り替えた際の最大速度は200kbpsです。
これまでOCNモバイルONEでは、この低速通信を制限なく使えました。
しかし、2019年11月にスタートした新コースでは低速通信を「契約しているコースのデータ通信量の半分程度」使うとさらに制限がかかるように変更されました。
例えば筆者は新コースの1GBを契約中なので、低速を500MBほど使うと制限される計算です。
どれくらい遅いのか?計測してみた
OCNモバイルONEで低速通信が制限される、具体的にどれくらい遅くなるのでしょうか?
実際に低速通信をたくさん使って制限にかかり、その際の速度を計測してみました。
計測には「Speedtest」を使用しています。
Speedtest - インターネット速度
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また、データ通信量の計測は「通信量モニター」アプリを使いました。
データ通信量モニター – モバイルとWiFiのギガを計測
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まずは普段の低速通信の速度です。
低速通信の理論上の最大速度は200kbpsです。
OCNモバイルONEは低速時でも最初だけ高速通信が使える「バースト転送」に対応しており、ご覧のように200~250kbps前後出ます。
続いて300MBくらい使った後の速度を計測してみました。
270kbpsも出ています。
まだ制限されていないですね。
データ通信量の半分を越えると速度が50kbps前後に!
次に500MBほど使ったところで計測してみると、速度が一気に遅くなりました。
50kbps(0.05Mbps)というのは通常の低速の4分の1くらいしか出ていません。
何度か計測してみましたが、制限後の速度は50kbps前後のようです。
これでは使い物になりませんね。
制限されているかどうかは専用アプリで分かる
低速通信が制限されているかどうかは専用アプリ「OCNモバイルONE」アプリでも分かります。
OCN アプリ
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制限後にアプリを起動すると警告がでます。
アプリトップのデータ通信量グラフにも低速通信が制限されているメッセージが表示されます。
分かりやすくて良いですね。
低速通信が制限されたときの対処法
OCNモバイルONEの低速通信が制限された場合の対処法は以下の通りです。
高速通信を利用する
OCNモバイルONEで低速制限がかかった場合は高速通信を利用しましょう。
低速を使いすぎて制限されるのはあくまでも「低速のみ」です。
データ通信量を使い切らない限り、高速通信は制限されません。
制限されたあとに高速通信の速度も計測してみましたが、通常通りの速度が出ていました。
OCNモバイルONEアプリまたはマイページから高速通信に戻してください。
新コースは高速通信の速度が速く、快適ですよ。
データ通信量を追加購入する
データ通信量を使い切った状態で低速通信が制限された場合はデータ通信量を追加購入してください。
追加購入すればその分だけ高速通信が利用可能です。
さらに高速通信が使える容量が増えることで低速通信の制限も解除されます。
これについては公式アプリの警告文にも記載されていますね。
データ通信量の追加購入はマイページか公式アプリからできますが、よほどの理由がない限りはアプリから購入がおすすめです。
購入方法 | 購入できるデータ通信量 | 料金 |
---|---|---|
マイページ | 0.5GB/回 | 550円 |
公式アプリ | 1.0GB/回 | 550円 |
公式アプリなら同じ料金でマイページの2倍のデータ通信量を購入できます。
購入手順もアプリの方が簡単です。
公式アプリで購入しない理由がありませんね。
まとめ
今回はOCNモバイルONEの新コースの「低速制限」について検証してみました。
制限された後の低速通信の速度は30~60kbps前後と、かなり遅いことが分かりました。
低速通信をメインに使っている人だと不便ですね。
旧コースは低速通信の制限がないので、低速メインの人は旧コースを検討しましょう。
この制限は低速のみにかかるので、高速通信メインなら心配無用です。
安心して月額料金が安い新コースを申し込みましょう。
品質も良いため、低速通信を使うために契約した人も多いでしょう。