NifMoは大手プロバイダである「@nifty」の格安SIMです。
シンプルな料金プランと、@niftyの各種サービスと組み合わせるとお得になるのが特徴です。
今回はNifMoを実際に利用し、メリットやデメリットをレビューしたいと思います。
NifMoの料金プラン
まずはNifMoの料金プランから見ていきましょう。
データ通信量 | 音声通話SIM | SMS付きデータSIM | データ通信専用SIM |
---|---|---|---|
3GB | 1,760円 | 1,155円 | 990円 |
7GB | 2,530円 | 1,925円 | 1,760円 |
13GB | 3,850円 | 3,245円 | 3,080円 |
30GB | 4,730円 | 4,125円 | 3,960円 |
50GB | 6,050円 | 5,445円 | 5,280円 |
NifMoの料金プランは5種類です。
実は1.1GBのプランもありますが、公式サイトには一切記載がなく一部のキャンペーンサイトからしか申し込めません。
とくにお得なわけでもないので、NifMoの1.1GBプランはあまりおすすめできないです。
逆に7GBと13GBの容量は結構安くてお得。
3GBプランは他社とほぼ同じで、ごくごく標準的な価格ですね。
ちなみに僕は3GBのデータ通信専用SIMを契約しました。
NifMoの特徴・メリット
では、NifMoの特徴やメリットを紹介していきます。
通信速度がドコモ系の格安SIMの中では比較的速い
個人的にNifMoの一番のメリットが「通信速度が速いこと」です。
厳密に言うと「ドコモ回線の格安SIMの中では通信速度が速い」になりますね。
本当に速度を重視するならUQモバイルかワイモバイルが一番です。
ただUQモバイルはau回線、ワイモバイルはソフトバンク回線(というか自社回線)を利用しています。
この2つを除いて、あくまでも「ドコモ回線」に限るとNifMoは比較的速い格安SIMです。
実際にNifMoの通信速度を測ってみました。
測定にはいつも通りSpeedtest.netを使用。
時間帯 | 下り | 上り |
---|---|---|
朝(9:30) | 14.5Mbps | 16.0Mbps |
昼(12:00) | 4.06Mbps | 14.5Mbps |
夕方(18:15) | 11.6Mbps | 11.2Mbps |
全体的にそこそこの速度が出ています。
とくに注目したいのがお昼です。
お昼は1日で1番速度が遅くなる時間帯。
他の格安SIMだと1Mbps出ないことがほとんどです。
NifMoの場合、お昼でも3~4Mbpsくらいを維持していました。
これだけの速度が出れば普通にスマホを使う分には問題なし。
実際にNifMoで
- SNS(Twitter)
- ブラウジング
- Google Map
- Apple Music
- 動画視聴(標準画質)
などをお昼に試しましたが、いずれも快適に使えました。
十分ではないでしょうか。
やはり大手キャリアのサブブランドであるUQモバイル/ワイモバイルには敵いません。
でも、ドコモ系格安SIMの中では比較的速いです。
公式アプリあり
NifMoは公式アプリがちゃんと用意されています。
アプリを開いてすぐにデータ通信量が分かるので便利ですね。
アプリは必須ではないのですが、やはりあった方が良いです。
大手が運営している人気の格安SIMはいずれもアプリを用意している気がするし(楽天、OCN、mineo、IIJなど)
NifMoも大手プロバイダとして知られる@niftyが運営しているので、この辺はさすがですね。
バリュープログラムで月額料金を安くできる
NifMo独自のサービスともいえるのがこの「バリュープログラム」です。
さまざまな「案件」をこなすと、その報酬としてNifMoの月額料金が割引されるというサービスです。
案件には、
- アンケート
- 指定アプリのダウンロード
- 指定されたショッピングサイトから商品を購入
など、いろいろあるようです。
口コミの中には「3GBのプランが完全無料になった」という人もいたので、上手く活用すればスマホ代をさらに安くできますよ。
NifMoのデメリット・いまいちな点
続いてはNifMoのデメリットや、個人的にいまいちだと思った点です。
高速通信のオン/オフができない
NifMoの最大のデメリットが「高速通信のオン/オフ」ができないことですね。
僕が契約しているmineo、IIJmio、OCNモバイルONEなんかは任意のタイミングで高速通信をオンにしたり、オフにしたりできます。
高速通信をオフにすると低速、つまり最大200kbpsの速度に制限されます。
とても遅いので動画視聴とかは難しいです。
その代わりに、データ通信量を一切消費しなくなります。
低速中でもLINEやTwitter、音楽ストリーミングなんかは割と快適。
実際に僕はOCNモバイルONEでは常時低速にしてApple Musicを利用しています。
でも、NifMoには高速通信のオン/オフを切り替える機能はないんですよね。
公式アプリがあり、低速時にはバースト転送※もあるのに、速度の切り替えだけができないのでとても惜しい。
「速度切り替えなんてしない」という人も多いでしょうが、僕のように頻繁に速度を切り替えるユーザーからするとないのはかなり不便です。
※バースト転送:低速時でも最初の読み込みだけ高速通信が使える機能。
まとめ
というわけで、今回はNifMoについてざっくり解説しました。
契約以降、ちょびちょび速度を測っていますが、今のところ極端に遅くなることがなく、快適に利用できています。
UQモバイルやY!mobileには敵いませんが、そこそこ速い速度が出るNifMo。
格安SIMでもできるだけ通信速度を重視したい人におすすめですよ~!