mineoが新プラン「マイそく スーパーライト」を発表しました。
月額250円で32kbpsの通信が使える格安プランです。
速度はかなり遅いものの、電話専用回線や予備回線として使えます。
とくにソフトバンク回線を格安で維持するのに便利そうです。
既存のマイそくプランの詳細はこちらです。
mineo「マイそく スーパーライト」の概要
まずはmineoの「マイそく スーパーライト」の概要をサクッと確認しておきます。
項目 | マイそく スーパーライトの概要 |
---|---|
月額料金 | 250円 |
対応回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
最大通信速度 | 32kbps |
SIMタイプ | デュアル(音声+データ通信)のみ |
24時間データ使い放題(198円/回) | 利用可能 |
マイそく スーパーライトは月額料金が250円と割安です。
その代わりに、オプションを使わない限りは最大32kbpsの超低速通信しか使えません。
データ通信を定期的に使うのには向きません。
電話専用回線や予備回線として使うのがおすすめです。
【回線別】スーパーライトを他社の格安プランと比較
mineo以外の格安SIMでも、電話専用回線や予備回線に向いている格安プランがいくつか用意されています。
ここでは、マイそくのスーパーライトと他社の格安プランを簡単に比較してみます。
ドコモ回線はライバルも多い
まずはもっとも格安SIMの種類が多いドコモ回線からです。
主要な格安SIMの最安プランをまとめました。
格安SIM | データSIM | 音声SIM | 通信量 |
---|---|---|---|
スーパーライト | – | 250円 | 無制限(最大32kbps) |
b-mobile | 209円 | – | ~100MB |
H.I.Sモバイル | 198円 | 290円 | ~100MB |
IIJmio | 440円 | – | 2GB |
LIBMO | 528円 | – | 無制限(200kbps) |
LinksMate | 165円 | 517円 | 100MB |
NUROモバイル | 627円 | 792円 | 3GB |
OCNモバイルONE | – | 550円 | 500MB |
イオンモバイル | – | 803円 | 500MB |
エキサイトモバイル | 385円 | 495円 | 無制限(最大200kbps) |
ロケットモバイル | 328円 | 490円 | 無制限(最大200kbps) |
日本通信SIM | – | 290円 | 1GB |
音声SIMの月額料金では、マイそくのスーパーライトが最安です。
しかし、数十円足すとH.I.Sモバイルや日本通信SIMも利用できます。
同じく低速のみですが、200kbpsの通信が使い放題のロケットモバイルも月額490円と割安です。
ライトユーザーのメイン回線には、1GBの高速通信が使える日本通信が良いですね。
また、データ通信のみで良いならもっと安く使えるところもあります。
例えばLinksMateなら月額165円です。
200kbpsの低速通信も使えますし(制限ありですが)、eSIMにも対応しています。
ある程度データ通信を使う場合や、音声不要な場合はマイそく以外でも良いでしょう。
逆に音声付きのドコモ回線を最安で維持したいなら、マイそくのスーパーライトが最有力候補と言えます。
au回線はpovo2.0が最大のライバル
続いてはau回線での比較です。
格安SIM | データSIM | 音声SIM | 通信量 |
---|---|---|---|
スーパーライト | – | 250円 | 無制限(最大32kbps) |
povo2.0 | – | 0円 | 無制限(最大128kbps) |
IIJmio | 820円(SMS付のみ) | 850円 | 2GB |
NUROモバイル | 627円 | 792円 | 3GB |
イオンモバイル | – | 803円 | 500MB |
エキサイトモバイル | 385円 | 495円 | 無制限(最大200kbps) |
ロケットモバイル | 328円 | 1,043円 | 無制限(最大200kbps) |
au回線最大のライバルはやはりpovo2.0です。
月額基本料も初期費用も0円で、128kbpsの通信が使えます。
24時間データ使い放題の料金もmineoと同じです。
mineoでは、新たに月10分(1回10分ではない)までの通話が無料のオプションがスタートしました。
月額110円なので、スーパーライトと合わせても月額360円です。
- スーパーライト+10分通話パック:月額360円
- povo2.0+5分かけ放題:月額550円
「基本的に電話をかけないが、お店の予約などでたまに電話する」という人なら、スーパーライト+10分通話の組み合わせもアリですね。
ソフトバンク回線では最安級
最後にソフトバンク回線の比較です。
格安SIM | データSIM | 音声SIM | 通信量 |
---|---|---|---|
スーパーライト | – | 250円 | 無制限(最大32kbps) |
b-mobile S | 209円 | – | ~100MB |
H.I.Sモバイル | 198円 | – | ~100MB |
NUROモバイル | 627円 | 792円 | 3GB |
ロケットモバイル | 438円 | 1,309円 | 無制限(最大200kbps) |
そもそも種類が少ないソフトバンク回線ですが、音声SIMではマイそくのスーパーライトが最安級です。
データ通信のみならb-mobile SやH.I.Sモバイルも視野に入ります。
しかし、電話が出来てデータ24時間使い放題もあるのは心強いですね。
ソフトバンク回線の予備回線が欲しいなら、スーパーライトがもっとも魅力的な選択肢と言えます。
マイそく スーパーライトの注意点
マイそく スーパーライトには、他のプランにない注意点がいくつかあります。
他プランからスーパーライトへ変更不可
マイそく スーパーライトを申し込めるのは新規契約(MNP含む)時のみです。
他のプランからスーパーライトへの変更はできません。
すでにmineoを利用している人も、新規で申し込む必要があります。
事務手数料が必ずかかる
マイそく スーパーライトを申し込む際は3,740円の事務手数料がかかります。
他プランと違い、エントリーパッケージを利用して事務手数料を無料化できません。
スーパーライト目的でエントリーパッケージを買っても無駄になります。
間違って買わないようにしましょう。
各種割引の対象外
マイそく スーパーライトはmineoで用意されている各種割引の対象外です。
これについては、元々の月額料金が安いことを考えるとしょうがないですね。
まとめ
mineoの「マイそく スーパーライト」をもう一度おさらいしておきます。
マイそく スーパーライトは月額250円で維持できる格安プランです。
速度が遅いのでそのままでは使い物になりませんが、工夫次第でいろいろな用途に使えます。
災害時や通信障害に備えるための予備回線としてもおすすめです。
とくにソフトバンク回線は格安で維持できる音声プランがほとんどないため、スーパーライトはかなり魅力的と言えます。
マイそく スーパーライトは2023年2月22日より提供予定です。
記事内画像引用元:株式会社オプテージのプレスリリース
ハッキリ言って、au回線ならpovo2.0一択でしょう。