人気の格安SIMであるmineoが、ついにeSIMに対応しました。
現在はau回線とドコモ回線で対応、将来的にはソフトバンク回線でも利用できる予定です。
郵送の待ち時間がない、iPhoneでもデュアル運用できるなど、物理SIMにはないメリットがあります。
一方で、物理SIMに比べると設定はやや複雑です。
eSIMを使ったことがない人だと、設定に苦労するかもしれません。
本記事では実際にmineoのeSIMを利用している筆者が、申し込み方法や設定方法、注意点などを解説します。
なお、mneoのレビューはこちらです。
mineoは2回線でeSIM対応
mineoはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア回線に対応しています。
このうち、eSIMを申し込めるのはau回線のAプランとドコモ回線のDプランです。
ソフトバンク回線のみ、eSIMに対応していません。
どうしてもソフトバンク回線のeSIMを使いたい場合は他社を検討してください。
Aプラン(au回線)とDプラン(ドコモ回線)はeSIM対応済みです。
料金はどちらも同じなので、端末やエリアに合わせて選びましょう。
お客さま各位
平素はmineoサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
現在、mineoサービスにおいて、DプランのeSIMのお申し込み受付を一時停止しております。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。再開まで今しばらくお待ちください。1.影響内容
引用元:mineoユーザーサポート
Webページ、店舗でのDプランeSIM のお申し込み受付を一時停止しております。
mineoのeSIMを申し込む手順
mineoのeSIMを申し込む手順は以下の通りです。
パッケージを購入する(任意)
まずはmineoのエントリーパッケージを購入しましょう。
エントリーパッケージなしでもmineoは申し込めます。
パッケージの購入はあくまでも任意です。
しかし、エントリーパッケージを利用すると3,300円の事務手数料が無料になります。
エントリーパッケージにはDL版と紙版があります。
紙版はパッケージが郵送されるのを待たないといけません。
eSIMを申し込むなら、すぐに利用できるDL版がおすすめです。
申し込みに必要な物を用意する
続いて、mineoの申し込みに必要な物を用意します。
mineoでeSIMを申し込む際はオンライン認証サービス「eKYC」の利用が必要です。
eKYCで利用できる本人確認書類は3つしかありません。
オンライン本人確認(eKYC)では、運転免許証、個人番号カード、在留カードのみご利用いただけます。
引用元:eSIM|料金・サービス|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】
事前に用意しておきましょう。
現在利用している電話番号をmineoでも使う場合は「MNP」で乗り換えます。
MNPで乗り換える場合は各キャリア・格安SIMのマイページからMNP予約番号を取得してください。
取得方法の詳細はMNP予約番号の取り方にまとめられています。
公式サイトで申し込む
準備が出来たらmineo公式サイトから申し込みましょう。
スマホ/パソコンどちらでも良いですが、eKYC(本人確認)の際はスマホのカメラで撮影します。
最初からスマホで申し込むと楽ですよ。
mineoの申し込み手順は以下の通りです。
- STEP 1
mineo公式サイトにアクセスし[お申し込み]をタップします。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5(マイそくプランの場合のみ)
マイそくの注意事項を読み、[上記注意事項を確認しました。]と[上記内容に同意する]にチェックを入れます。
- STEP 6
- STEP 7(端末購入の場合のみ)
端末、カラー、オプション、支払い方法を選んで[次に進む]をタップしてください。
- STEP 8
- STEP 9
- STEP 10
- STEP 11
- STEP 12
- STEP 13
- STEP 14
- STEP 15
- STEP 16
撮影する本人確認書類と[注意事項を確認しました。]にチェックを入れ[次へ進む]をタップしてください。
- STEP 17
カメラが起動します。指示に従いながら、本人確認を実施してください。
- STEP 18
申し込みが終わったら、審査が完了するまで待ちましょう。
申し込み後の進捗状況はお申し込み進捗照会ページからチェック可能です。
進捗状況を確認する際は、申し込み完了メールに記載の「受付番号」を入力してくださいね。
回線切り替え(MNPのみ)
MNPで他社から乗り換えた場合は回線切り替えが必要です。
マイページにログインし、手続きを進めてください。
- STEP 1
mineoのマイページにアクセスします。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
手続き完了後、登録したメールアドレスに「回線切替受付メール」が届きます。
メール受信から約30分経過したら電話アプリで「111」に電話し、ガイダンスを聞けばOKです。
eSIMプロファイルを設定する
次にeSIMプロファイルの設定です。
まずはeSIMプロファイルのダウンロードページを表示します。
「mineoのeSIMを使う機種以外のスマホやパソコン」を持っている場合は、そちらで表示してください。
- STEP 1
mineoのマイページにログインします。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
この後の操作はiPhoneとAndroidで異なります。
Androidの設定手順はこちらから飛んでください。
iPhoneの設定手順
まずはiPhoneの設定手順です。
以下はiOS 16.3で実施しています。
- STEP 1
iPhoneをWi-Fiに接続します。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5(iPhone1台しか持っていない場合)
[詳細情報を手動で入力]をタップし、マイページのアクティベーションコードをコピー&ペーストで入力します。
「1つ目の$と2つ目の$の間」が「SM-DP+アドレス」、「2個目の$の後」が「アクティベーションコード」です。
引用元:mineo - STEP 6
- STEP 7
Androidの設定手順
Androidの設定手順は以下の通りです。
こちらはPixel 6a(Android 13)で実施しています。
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
- STEP 8
[ダウンロード]をタップすれば完了です。
他のSIMと併用する場合は[設定]→[ネットワークとインターネット]→[SIM]から、優先利用するSIMを変更できます。
APN設定をする
APN設定の手順もiPhoneとAndroidで異なります。
Androidの設定手順はこちらから飛んでください。
iPhoneの設定手順
iPhoneのAPN設定手順です。
こちらはiOS 16.3で実施しています。
- STEP 1
iPhoneをWi-Fiに接続します。
- STEP 2
Safariを起動しネットワーク設定(iOS端末)ページにアクセスしてください。
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
- STEP 8
- STEP 9
APN構成プロファイルをインストールできたら、mineoのeSIMを使う準備は完了です。
Androidの設定手順
AndroidのAPN設定手順は以下の通りです。
こちらはPixel 6a(Android 13)で実施しています。
- STEP 1
[設定]→[ネットワークとインターネット]→[SIM]の[mineo]をタップします。
- STEP 2
- STEP 3
[mineo]のAPNがある場合はタップして完了です。ない場合は右上の[+]をタップしてSTEP 4へ進みます。
- STEP 4
- STEP 5
さきほど保存したAPNをタップして完了です。
APN設定が完了したら、mineoのeSIMを使う準備は完了です。
【実録】開通までどれくらいかかる?
eSIMは物理SIMより早く開通できるのが魅力の1つです。
では、mineoのeSIMを申し込んでから開通まで具体的にどれくらいかかるのでしょうか?
実際の記録がこちらです。
日曜日(しかも混雑する月末)の夕方に申し込みましたが、翌日の朝には利用開始できました。
このスピード感がeSIMの魅力ですね。
平日の朝に申し込めば、余裕で即日開通できるでしょう。
mineoのeSIMを再発行する手順
mineoではオンラインからeSIMの再発行が可能です。
- STEP 1
mineoのマイページにログインします。
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4
- STEP 5SMS認証の場合
mineoの電話番号充てに届くSMSに記載されている認証番号を入力し[次へ進む]をタップします。
- STEP 6eKYCの場合
画面の指示に従って撮影を進めてください。
- STEP 7
手続き完了から1~3日程度で、eSIMプロファイルの再発行が可能になります。
マイページから回線切替およびeSIMプロファイルのダウンロードを実施してください。
mineoでeSIMを使う際の注意点
mineoでeSIMを使う際の注意点は以下の通りです。
機種変更時も再発行が必要
契約後に機種変更する場合、eSIMの再発行が必要です。
物理SIMカードのように「挿し替えて終わり」とはいきません。
eKYCによる本人確認が必要ですし、440円の手数料もかかります。
音声/SMS付きSIMはeKYCが必須
eSIMで音声通話もしくはSMSを利用する場合、申し込みの際にeKYCが必須です。
eKYCでは、利用できる本人確認書類が以下の3つに限られます。
パスポートや住民票、各種保険証はeKYCで使えません。
上記のいずれかの本人確認書類を用意してください。
iPhoneでは格安SIMと併用不可
iPhoneでmineoのeSIMを使う場合、他の格安SIMとは併用できません。
格安SIMをiPhoneで使う場合、APN構成プロファイルのインストールが必要です。
APN構成プロファイルは、1つのiPhoneに1つしかインストールできません。
毎回利用するSIMを切り替えることはできますが、そのたびにAPN削除→APN再インストールの手順が必要で手間がかかります。
mineoのeSIMを他社と併用する場合は、APN構成プロファイルが不要な事業者を選ぶのがおすすめです。
試しに楽天モバイルのSIMカードを挿してみましたが、問題なく併用できました。
大手キャリアやサブブランドはAPN構成プロファイルが不要なので、mineoとの併用もOKです。
mineoのeSIMに関するよくある質問
- QmineoのeSIMが使える機種は?
- A
主な対応機種は以下の通りです。
その他の対応機種は公式サイトの動作確認済み端末検索からチェックしてください。
- Q申し込み後に受付状況を確認できる?
- A
お申し込み進捗照会ページから確認できます。確認の際は申し込み時に届くメールに記載されている「受付番号」を入力してください。
- QeSIMから物理SIMに変更できる?
- A
マイページの[SIMカード変更・再発行]から変更可能です。変更の際は2,640円の手数料がかかります。
- Q物理からeSIMに変更できる?
- A
マイページの[SIMカード変更・再発行]から変更可能です。変更の際は440円のeSIMプロファイル発行料がかかります。
まとめ
本記事ではmineoのeSIMについて解説しました。
eSIMは郵送を待つことなく、最短即日で開通するのが魅力です。
設定はやや複雑に感じますが、慣れれば割と簡単にこなせますよ。
mineoはAプランとDプランでeSIMに対応済みです。
ソフトバンク回線のSプランでも、将来的には対応するとしています。
eSIMに対応する事業者は増えていますが、複数の回線から選べるのがmineoの大きな強みです。
月額250円で使えるスーパーライトもスタートしたので、サブ回線としてもピッタリと言えます。
3キャリア&eSIM対応となれば、他社にはない大きなアドバンテージですね。