iPhone 5sとiPhone SE(第1世代)は4インチというサイズ感で根強い人気を誇ります。
現在でも使い続けている人が少なくありません。
とは言え、どちらも発売からかなり経過しています。
- iPhone 5s:2013年発売
- iPhone SE(第1世代):2016年発売
スペック的にもOSサポート的にも、メイン機として使うのは厳しいでしょう。
しかし、工夫すれば多少は動きます。
メイン機としては難しくても、サブ機としては使えなくもありません。
そこで今回はiPhone 5s/SEをサブ用途として使うコツをまとめました。
iPhone 5s/SEを快適に動作させるコツ
iPhone 5s/SEを快適に動作させるにはいくつかコツがあります。
コツといっても、少し設定をいじるだけで大したことではありません。
どれも設定から簡単にできます。
定期的に再起動する
iPhone 5s/SEを快適に使うなら、定期的に本体を再起動してください。
「動作が重い」「調子が悪い」と感じる時は、とりあえず本体を再起動すれば改善される可能性があります。
Safariのデータを定期的に消す
iPhone 5s/SEを長く使っている人は定期的にSafariのデータを消しましょう。
SafariはiOS端末に標準で入っているブラウザです。
iPhoneでSafariを使っていると、だんだん不要なデータが貯まります。
Safariの不要なデータは定期的に消すようにしましょう。
[設定]→[safari]→[履歴とWebサイトデータを消去]で全データを消せます。
Safariのデータを定期的に消すことで、動作が重くなるのを防げます。
バックグラウンド更新をオフにする
iPhoneではアプリをバックグラウンドで自動更新します。
常に最新の状態になるわけですが、これもiPhoneの動作が重くなる原因の1つです。
不要なアプリのバックグラウンド更新をオフにしましょう。
[設定]→[一般]→[Appのバックグラウンド更新]から自動更新のオン/オフが切り替え可能です。
ただし、バックグラウンド更新をオフにするとLINEやメールなどの通知も来なくなります。
必要なアプリはバックグラウンド更新をオンにしておきましょう。
使わないアプリは起動したままにしない
たくさんのアプリを同時に起動しておくと、iPhoneの動作が重くなります。
使わないアプリは毎回ちゃんと終了するようにしてください。
ホームボタンを短く2回タップすると、アプリ切り替え画面になります。
この状態で終了したアプリを上にスワイプすると終了することが可能です。
iPhone 5s/SEをサブで使う際の注意点
iPhone 5s/SEをサブで使う際の注意点は以下の通りです。
最新のOSに対応していない
iPhone 5s/SEは最新のOSに対応しません。
バージョンが古いと、最新のアプリを使えないことがあります。
iPhone SEはまだしも、iPhone 5sはそろそろ厳しいかもしれません。
なお、5sやSEといった古いiPhoneでもセキュリティアップデートは実施されることがあります。
実際、2023年1月にはiPhone 5s向けの新しいアップデートも配信されました。
悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、iOS 15.1 より前にリリースされたバージョンの iOS で、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告を把握しています。
引用元:Apple
ここまで長くアップデートしてくれるのは、さすがAppleですね。
ゲーム用途には不向き
サブなら何とか使えるiPhone 5s/SEですが、ゲーム用途には向きません。
2Dの軽いゲームならなんとかプレイできます。
しかし、3Dゲームをプレイするにはスペック不足です。
筆者のiPhone SEだとモンストは結構快適に動きました。
一方、3DゲームのApexモバイルや原神などは動作がカクカクするなど、スペック不足を感じました。
ゲームをするなら最低でもiPhone 8以降に乗り換えましょう。
ゲームを快適にプレイできるスマホについてはこちらの記事も参考にして下さい。
バッテリー持ちも悪い
使い方にもよりますが、今からiPhone 5s/SEを使うとバッテリー持ちが良くありません。
iPhone 5sもSEも古い端末なので、どれだけ状態が良くてもバッテリーは劣化しています。
外出先で利用する場合はモバイルバッテリーが必須です。
iPhone SEは7,500円でバッテリー交換できます。
どうしてもSEを使い続けたいならバッテリー交換もありですね。
iPhone 5sのバッテリー交換は終了しているようです。
バッテリー持ちが気になるなら、別の機種に乗り換えるしかありません。
中古のiPhoneはXR/XS以降がおすすめ
これから中古のiPhoneを買う場合はiPhone XR/XS以降がおすすめです。
スペック的にもOSサポート的にも、まだまだ現役で使えます。
それでいて中古価格もそれなりに安いので、サブ機としてもピッタリです。
筆者もiPhone XRをサブで使っていますが、処理性能には全く不満がありません。
最新のiOS 17にも対応しており、2025年くらいまでは使える可能性が高いでしょう。
まとめ
iPhone 5s/SEはとても古い端末なので、メイン機として使うのは厳しいでしょう。
スペックも最近の機種に遠く及びませんし、OSサポートも打ち切られました。
iPhoneをメインで使うなら最低でもiPhone XR以降がおすすめです。
それでも、サブ用途に限ればiPhone 5s/SEでもなんとかなります。
ぜひ、本記事で紹介した「快適に動作させるコツ」を意識して使ってみてくださいね。
ただし、iPhone 5s/SEはすでにOSサポートが切れています。
可能であればiPhone XR以降を利用しましょう。
実際、筆者のiPhone SEもバッテリーは1日持ちません。